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2017 東京藝術大学 彫刻科 合格者インタビュー
今年度、東京藝術大彫刻科に見事合格されました、浅場千秋さんにインタビュー致しました。
インタビュアー: この度は東京藝術大学彫刻科合格おめでとうございます!
まだ気分は落ち着かないと思いますがインタビューにご協力をお願いしますね。
まずは最初の質問です。2浪目で合格した要因は何だと思いますか?
浅場さん: そうですね1浪目まではただただ一生懸命やれば良いと思っていましたが、今年は見る側の目を意識して制作してきました。
また、昨年までは藝大に落ちないレベルを勝手に想定して限界を超える事が出来ませんでしたが、今年は終わりを考えないようにしました。
今年受けた受験3課題ともやり切り感が無く不安が残りましたが、それがかえって良かったのだと思います。
インタビュアー: 不安は作品への向上心の表れで、まだやらなければ、という思いが作品に込められた結果が合格へと導いたんでしょうね。
私も受験後、今回の浅場さんと同じ印象だったので良く分かります。
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インタビュアー :自主練習は何をしましたか?
浅場さん: 実技は特にしなかったです。他校の優秀作品やプロセス等を何度も見て、それぞれの課題を分析して対策を考えました。
例えば石膏像の特徴から表現しなければいけない事や・・・
とにかくいろいろ考えました。
インタビュアー: 自分の作品に留まらず、いろいろな作品から分析したわけですね。そして考えた。インタビュアー オチャビの実習では何に気を付けましたか?
浅場さん: 塑造の場合はしっかり粘土を練りました。そしてシュロ縄の巻き方を気にしたり・・
デッサンでは木炭や消しパンなどにもこだわったりしていました。
また、アトリエ内の環境や身の回りにも、自分なりのこだわりを持って整えてきたと思います。
インタビュアー :それって実際に始まる前の準備や心構えって事ですね、課題に翻弄される事なくやるべき事をキッチリやって課題に臨む・・・やるなぁ!
インタビュアー: 試験の最中に何に注意しましたか?
浅場さん :とにかく緊張しないように心がけました。
朝は自宅から歩いて試験場まで行きました。ストレッチのつもりで・・・。身体が固くなるのがやばいと思ったんです。
会場では何度も離れて作品を確認しましたが、他の人の作品は見ませんでした。
私は制作している人を観察していました。これも自分を落ち着かせる方法のひとつと考えました。
また、講師から言われた言葉を思い出すためにいろいろなアイテムを持参していきました。
インタビュアー: なるほど、実際にモノを見るとその時にあった事、言われた注意点が冷静に思い出せますよね。効果的だと思います。
インタビュアー :来年受験する学生に助言することがあれば教えて下さい。
浅場さん: 実技はそれぞれムラがあるので何とも言えませんが、私は普段からやるべき事をやってきました。
それが自信となり、その積み重ねで試験でも同じように出来るだろうって信じてやってきました。
ほんとうにまじめにやれば良いと思います。
インタビュアー: その通りだと思います。まじめな仕事は形に現れます、そして継続は力なりですね。インタビュアー これから芸大生になりますが抱負は?
浅場さん: 受験勉強の結果を引きずることなく初心に帰ってまじめに頑張りたいです。
そして大学でも今まで通り、やるべき事はまじめにちゃんとやろうと思っています。
インタビュアー: 藝大は本当に自由ですが、浅場さんの心構えがとても重要だと思います。
あっという間に4年間が過ぎてしまうので意義のあるものにして下さいね。
本日はインタビューにご協力頂き有難うございました。
そして本当におめでとうございました。
合格実績
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2017年度 彫刻科合格実績
東京藝術大学 彫刻科
合格者1名