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2018 東京藝術大学 デザイン科 合格者インタビュー3

今年度、東京藝術大学デザイン科に合格された小笠原幸永さんのインタビューです。

  • 2018
  • デザイン科
  • 東京芸術大学

小笠原幸永さんの東京藝術大学対策

小笠原さんの構成デッサン

小笠原さんの色彩構成

インタビュー

インタビュアー :受験し合格した大学と専攻をすべて教えてください。

小笠原さん:東京藝術大学デザイン科、武蔵野美術大学の視覚伝達デザイン学科と基礎デザイン学科です。

インタビュアー: 御茶美とその他の予備校での違いはありましたか?

小笠原さん: 現役の頃は、地元の美術研究所に通っていました。浪人が決まったとき、そちらの先生に御茶美を勧められました。

一番の違いは、先生方や生徒の圧倒的な多さです。
デザイン科は特に、「こんな方法もアリなんだ」と、どのくらいアイデアの発見できるかが鍵だと思います。
多くの先生方やライバルたちに恵まれたことで、現役の自分と比べて大きく成長することができました。

インタビュアー :受験生活の中でどのような事を意識していましたか?

小笠原さん: どんなに難しい課題でも、諦めずに完成させて提出することです。
どうしてもダメだとなりそうなときは、本番で同じ状況になったらと想像し、なんとかやる気を取り戻していました。

インタビュアー: あなたにとっての浪人生活はどのようなものでしたか?

小笠原さん: 人生で一番、創作活動に向き合った1年でした。
毎日好きなことができるので、基本的に楽しかったのですが、やはり本番が近づくと精神的につらかったです。
ですがしっかり食べ、睡眠時間を確保したおかげで、体調だけは崩さずなんとか乗り切ることができました。

インタビュアー: 学科対策はどんな方法でやっていましたか?

小笠原さん:  毎日の電車の中で単語帳をやっていました。試験直前は、2週間ほど御茶美を休んで勉強していました。

インタビュアー: 日頃の実技制作中に気を付けていたことはありますか?

小笠原さん
≪デッサン≫
近目になり過ぎて明暗やメリハリが無くなってしまうことが多々あったので、後半ほど離れて見るようにしていました。

≪色彩構成≫≪立体≫
アイデアが独りよがりになってしまわないよう、エスキースの段階からどのくらい客観的になれるかが結果を左右していました。

インタビュアー: 試験を終えたときに手ごたえはありましたか?

小笠原さん:デッサンはやり切れたと思いました。
二次試験はある程度の見栄えはできたと思いましたが、自分の力を出し切れたとはとても思えず、発表まで不安でいっぱいでした。

インタビュアー:試験本番で成功できた要因は何ですか?

小笠原さん:二次試験ではどちらも自分で納得できるアイデアを出せませんでしたが、その中でもパッと目にとまる作品になるよう何度も背景を塗り直したり、明暗を調節したりするなど、最後まで粘れたことだと思います。

インタビュアー: 受験時代に成長出来たきっかけを聞かせてください。

小笠原さん:構成デッサンは、手の指紋を描く勢いで粘り強く観察するようになってから、「モチーフの表情の追い方が良い」と、一定のレベルまで行けるようになりました。

小笠原さんの構成デッサン

色彩構成は、周りの人の独特な世界観や細かな表現・技法を見て、「自分には何もない」とずっと劣等感を持っていたせいで、特にテーマ課題は苦手意識が克服できませんでした。
ですが、入試直前の面談で「シンプルでかっこいいのが小笠原の世界」と言われ、自分で勝手に思い込んでいただけなんだと気付きました。
そのおかげで、どんな課題が来ても大丈夫と、変に身構えずに試験に臨むことができました。

自力で気付けることには限界があると思うので、もっと積極的に先生方にアドバイスを求めていれば良かったなと思います。

小笠原さんの色彩構成

インタビュアー :受験時代のつらいエピソードを聞かせてください。

小笠原さん :一次試験前のデッサン強化週間で、なかなか思うように評価が得られなかったときがつらかったです。
ですが、失敗し続けることで本番2日前に自分の決定的な問題点を発見することができ、おかげで試験では慎重にやり切ることができました。
もし、入試直前でたまたまうまく日が続いていたら、調子に乗って落とし穴にはまっていたかもしれません。

インタビュアー: 実技上達の為に実践していた事はありますか?

小笠原さん:  家に帰ってからもう一度講評ノートをまとめることです。
実際に講評を受けているときは「ああすればよかった」「悔しい」などといろんな感情が入り混じってしまっていましたが、時間を置いてから綺麗にノートを作り直すことで、冷静にその日の評価を受け止め、スムーズに次につなげることができたと思います。

インタビュアー: 大学生活では何をしたいですか?

小笠原さん: 今のところ映像作品を作ってみたいなと思っていますが、少しでも興味が湧いたことにはどんどん挑戦していきたいです。

担任よりメッセージ

小笠原さんありがとうございました。

合格実績

☆合格者数12年連続全国1位☆
☆12年間で335名合格☆

合格のメダル

2018年度 芸大デザインコース合格実績

東京藝術大学 デザイン科

合格者28
≪定員45名≫(現役8名)