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2018 東京藝術大学 彫刻科 合格者インタビュー

今年度、東京藝術大学彫刻科に合格した茂木淳史さんのインタビューです。

  • 2018
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茂木淳史さんの 東京藝術大学対策

2018_東京藝術大学彫刻科合格者_茂木さんの素描(ヘルメス)

2018_東京藝術大学彫刻科合格者_茂木さんの彫刻Ⅰ_入試再現

2018_東京藝術大学彫刻科合格者_茂木さんの彫刻Ⅱ_入試再現

インタビュー

インタビュアー:この度は東京藝術大学彫刻科合格おめでとうございます!
二浪目での合格ですが、入試までの失敗や成功、苦労した事などを聞かせて下さい。

茂木さん:まず二浪した大きな理由は一浪目の時、センター試験の申し込みを忘れた事ですね。
受験生としての甘さを痛感しました。

インタビュアー:あの時は我々講師も驚きました。
あってはならないミスだけれど、それが自分を戒めるきっかけになったとも言えますね。
そして一年間の心構えが出来た訳ですが、その内容を具体的に教えてもらえますか?。

茂木さん:実技、学科のスケジュール管理をしなければならないと考えました。
まず1日のタイムスケジュールですが、早朝に御茶ノ水のバーガーショップで学科を1時間。
続いて御茶美のアトリエで朝練を1時間。
9時から16時までは通常授業カリキュラムの実技。
帰宅してからその日の実技結果の分析です。

インタビュアー:その計画を1年間通したのですね。

茂木さん:はい。でも必ずしも上手く行った訳ではないんです。
計画は立てるのですが壊れます、そしてまた計画を見直す、壊れる、見直すといった繰返しで、計画した事が本当に効果的なのか、いつも不安でした。

インタビュアー:受験生はいつも不安と闘っていることが手に取るように分かります。
やはり自分を信じるしかないんです。
その内容を具体的教えてもらえますか?

茂木さん: 受験勉強として「実技」「学科」「彫刻の理解」の三つに絞りました。
また、実技を向上させる為に3冊のノートを作りました。
講評内容をメモするノート、課題を分析する為のノート、その日の感情をぶちまけるノートです。

インタビュアー:ちょっと拝見!この課題分析ノートはすごいな!
なるほど、確かに茂木君の分析ノートを見ると、課題に対する自問自答が全て綴られていて圧巻です。
我々講師の見えない所でこんな努力をしていたんだな~と感心します。恐れ入りました。

茂木さん:学科は中学の同級生に週1回みてもらい学科計画を立て、1日2科目を目標に春から学習を続けていました。
時間がある時は彫刻の理解を深めるために、美術館などで実際の作品も観に行ったり、講師に教えてもらった本を読んだりして勉強しました。

インタビュアー: なるほど、どんなに良い計画を立てても実行しなければ意味が無いですからね。
そして「継続は力なり」ですね。
それでは試験当日の感想を聞かせて下さい。

茂木さん:一次試験はヘルメス胸像でしたが、いつも通り高望みはせず、実力に応じた進め方をしました。
出来る事しか出来ないと「あきらめる事」が自分にとって冷静さを保つ方法でした。

茂木さんの素描(ヘルメス)

二次試験の彫刻Ⅰは「庭をテーマに・・・」という課題でした。
与えられた限界の大きさギリギリまで使って、空間を大きく見せられる形を考えました。
あとは慌てることもなく、普段通りの考え方で手際よく作業する事が出来たので、だいぶ時間に余裕がありました。

茂木さんの彫刻Ⅰ_入試再現

彫刻Ⅱは弥勒菩薩のマスクと手の構成彫刻が課題だったので、予備校での通常授業課題として捉えました。
マスクを持った時の身体の動きや臨場感をコンセプトとして構成にこだわったのですが、少しこだわり過ぎて完成度が足りないのではないかと不安でした。

茂木さんの彫刻Ⅱ_入試再現

インタビュアー:モチーフ同士の関係がリアルに想像出来ますし、作者の意図が感じられます。
完成度も大切ですが、本質を外さなかった事が良かったのだと思います。
最後になりますが、後輩の受験生に何かメッセージはありますか?

茂木さん:全ては自分のため!入試本番のため!と思って頑張って欲しいと思います。

担任からのメッセージ

本日はインタビューにご協力頂き有難うございました。
そして本当におめでとうございます。藝大での活躍を期待しています!

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2018年 彫刻科合格実績

東京藝術大学 彫刻科

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