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2020 東京藝術大学 デザイン科
合格者インタビュー3
今年度、東京藝術大学 デザイン科に合格された福島音舞里さんのインタビューです。
福島音舞里さんの東京藝術大学対策
インタビュー
インタビュアー:受験し合格した大学と専攻をすべて教えてください。
福島さん:東京藝術大学 デザイン科
以上です。
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インタビュアー:御茶美とその他の予備校での違いはありましたか?
福島さん:人数が多いので、様々な作品を見て学べることが魅力でした。
インタビュアー:受験生活の中でどのような事を意識していましたか?
福島さん:日常生活や内面が作品に表れると感じていたので、生活習慣や態度、身の周りを綺麗に保つことなどを意識していました。
また、予備校を休まない、遅刻しないことを心がけていました。
予備校の後は、毎日ヨガに通って心身ともにリフレッシュして、次の日また予備校に気持ちよく通えるようなサイクルを作っていました。
インタビュアー:あなたにとっての浪人生活はどのようなものでしたか?
福島さん:壁にぶち当たったこともありましたが、初めて自分が行きたいと思った大学だったので、頑張ることができました。
今までの人生の中で一番実のある一年となりました。
インタビュアー:学科対策はどんな方法でやっていましたか?
福島さん:9月までは、単語や文法、暗記事項など基礎的な知識の定着が主でした。
10月以降は、センター過去問を解きながら、足りないと思ったことを勉強していました。
学科対策は予備校が休みの日を中心にしていました。
インタビュアー:日頃の実技制作中に気を付けていたことはありますか?
福島さん:
≪構成デッサン≫
丁寧に観察した上で鉛筆を動かすことです。
構成デッサンに関しては、モチーフの特徴や魅力を引き出せるセッティングをして、内容のある構成を心がけていました。
また、自分が好きな光の感じや、描きやすい空間を設定することで、描写をしやすくしていました。
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≪色彩構成≫
モチーフを見て感じたままに制作していました。
例えば、果実はみずみずしくて美味しそうな感じがするとか、アヒルのおもちゃは可愛いなとか、こんな光が当たると綺麗、この組み合わせ方がかっこいいなど、素直に感じた事を大切にしていました。
制作過程については、自分でもどうなるか分からないまま描き進め、最終的に心地の良い見え方になるように調節をしていく、という感じでした。
私の場合はほぼ全ての平面作品で、途中、何かしらの変更が多々ありましたが、その過程も楽しむことができました。
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≪立体≫
課題にしっかり答えること、やる事を絞って完成度をあげること、立体作品として美しいか、です。
特に立体は作業手順が精度に直結するので、あらかじめ計画して制作していました。
途中でハプニングが起こる事などを想定して、4時間あれば終わりそうな作品を作るくらいで、ちょうどよかったです。
インタビュアー:試験を終えたときに手ごたえはありましたか?
福島さん: 一次試験は、これ以上できる事は無いと思えるまで描けました。
二次試験は、普段の作品未満か同じくらいの完成度かなという感想で、もっとこうすれば良かったと思う部分もいろいろとありました。
いずれも他の作品と並べたときにどう見えるかは全く分かりませんでした。不安でした。
インタビュアー:受験時代に成長出来たきっかけを聞かせてください。
OCHABIでは、ひとつの課題につき一度に沢山の作品を見ることができます。
こなした課題数以上に多くのことを学べました。
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インタビュアー:試験本番で成功できた要因は何ですか?
福島さん:モチーフや課題は何が出ても動揺しない、ということです。そして、モチーフへの感動を大切にしたことです。
インタビュアー:受験時代のつらいエピソードを聞かせてください。
福島さん:以前は作品の評価に一喜一憂したり、アドバイスをうまく消化しきれなかったりして、絵が描けなくなった時期があり、とても辛かったです。
現役の頃の辛い時期を経験したからこそ、今年があると感じています。
インタビュアー:実技上達の為に実践していた事はありますか?
福島さん:予備校での課題ひとつひとつに丁寧に取り組んで集中するために、今年は家での実技練習をほとんどしませんでした。
美しい写真集などを眺めて、観察力や描写力の向上に役立てていました。
インタビュアー:大学生活では何をしたいですか?
福島さん:好きなことに全力で取り組んで、 様々な経験をしていきたいです。
合格実績
☆合格者数14年連続全国1位☆
☆14年間で393名合格☆
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2020年度 芸大デザインコース
東京藝術大学 デザイン科
合格者28名(現役2名)