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2020 東京藝術大学 デザイン科
合格者インタビュー4

今年度、東京藝術大学 デザイン科に合格された高橋絵さんのインタビューです。

  • 2020
  • デザイン科
  • 東京芸術大学

高橋絵さんの東京藝術大学対策

高橋さんの単品デッサン

高橋さんの石膏デッサン

高橋さんの色彩構成

インタビュー

インタビュアー:受験し合格した大学と専攻をすべて教えてください。

高橋さん:東京藝術大学 デザイン科
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科

以上です。

高橋さんの単品デッサン

インタビュアー:御茶美とその他の予備校での違いはありましたか?

高橋さん:まずは生徒、先生方の多さです。
多種多様な周りの生徒たちからは、普段の制作から刺激を貰えて、制作中に盗み見するだけでも学べる事が沢山あります。
先生方も人数が多いため、偏った考え方にならず、様々な視点の講評を受ける事ができます。

また、設備も優れていると思います。
天井が高く、さらにくもりガラスを想定した入直の石膏デッサン部屋では、試験本番さながらの環境で制作出来ていました。

インタビュアー:受験生活の中でどのような事を意識していましたか?

高橋さん:授業になるべく出席する事です。
制作した作品が多いほど成長につながるという点だけではありません。
入試直前の張り詰めた時期などは特に、毎日少しでも友達や先生とコミュニケーションをとるだけで精神的にも安定する事ができたと思います。

また、1度指導された事、反省した事を繰り返さない事です。
極論、これを完璧に出来れば成長に苦労しません。
さすがに難しい事ですが、制作前に講評ノートを復習するなど常に意識していました。

インタビュアー:あなたにとっての浪人生活はどのようなものでしたか?

高橋さん:評価が安定せずに辛い時もあったけれど、周りの生徒達と切磋琢磨できる時間は楽しく、予備校を休みたいと思う日はありませんでした。
そんな毎日新しい作品を作り続ける環境では失敗して落ち込んでいられる暇は無く、すぐに次の課題があるので、自分の調子や傾向を常に客観的に考える力がついたと思います。

インタビュアー:学科対策はどんな方法でやっていましたか?

高橋さん:センターの3教科目は数学1Aを選びました。
夏期講習くらいから、毎日授業後におちゃびの1階の自習室や地元の図書館などで自習しました。
11月までは数学と英語の文法や単語など基礎的なものを、それ以降はセンターの過去問や予想問題集を解きながら古漢の知識も詰め込むという感じでした。

数学は年によって問題の傾向が変わりやすいので、知識で解ける教科を選択すれば良かったと後悔しています。

多摩美の小論文はセンターが終わってからおちゃびの学科授業を受けました。
過去問もセンターが終わってから2年分解きました。

インタビュアー:日頃の実技制作中に気を付けていたことはありますか?

高橋さん:
≪石膏デッサン≫
ただの形合わせ、明暗合わせになってしまっては限界があるし、つまらないと思っていました。
像の印象や立体の観察から、どんな雰囲気の絵にしたいのか考えて、どのように鉛を乗せれば表現できるのか、毎回探りながら描く事を意識しました。

高橋さんの石膏デッサン

≪色彩構成≫
明度計画や、モチーフ同士の関わり方、課題への答え方で、強い画面作りを意識しました。
強さを意識しすぎるあまり、モチーフらしさを損なってしまう事があったので、強さとモチーフらしさのバランスにも気をつけました。

高橋さんの色彩構成

≪立体≫
毎回周りの作品の傾向を考え、どんな立体が並ぶのかを予想してみて、その中で目立って見えるようなコンセプト、形体にする事を意識しました。

インタビュアー:試験を終えたときに手ごたえはありましたか?

高橋さん: 一次はありました。
二次はそれぞれ終わってすぐに直したい点を一箇所ずつ見つけてしまい、そこがどう評価されるか不安でした。

インタビュアー:受験時代に成長出来たきっかけを聞かせてください。入試直前期で平面が連続して上手くいかない時がありました。
面談で富島先生から「平面的に描かずにオモロい空間を描きなさい。」と言われました。

自分が得意である空間的な構成ではなく、平面的に並べた構成ばかりしていたんです。
自分では分析していたつもりが簡単な事にさえ気付けない時もあります。
講師の先生方に自分とは違う視点から意見をもらう事はとても大切です。

インタビュアー:試験本番で成功できた要因は何ですか?

高橋さん:他の予備校の模試も受けに行った経験や、予想外の事が起こり得ると心得ていたことで、常に冷静にいられた事だと思います。

インタビュアー:受験時代のつらいエピソードを聞かせてください。

高橋さん:毎課題ごとの評価に執着してしまうタイプだったので、連続して良い作品が作れない時は辛かったです。

インタビュアー:実技上達の為に実践していた事はありますか?

高橋さん:観察が大事なのはもちろん、アウトプットの手法も大事だと思い、デッサンは特に参考作品を見に行って鉛筆の扱い方を真似したりしていました。
平面は描写練習を家でやったり、Pinterestで好きな色の組み合わせや、明度計画のパターンなどを探しました。

また毎回制作中に指導された事と感じた事、全体講評、個別講評で言われた事、考察をノートにまとめ、復習をしやすくしていました。

インタビュアー:大学生活では何をしたいですか?

高橋さん:グラフィックデザインに興味があります。どんな事にも貪欲に学んで行きたいです。

担任よりメッセージ

高橋さんありがとうございました。

合格実績

☆合格者数14年連続全国1位☆
☆14年間で393名合格☆

合格のメダル

2020年度 芸大デザインコース

東京藝術大学 デザイン科

合格者28(現役2名)