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2021東京藝術大学 建築科
合格者インタビュー1
東京藝術大学 建築科に現役合格した、Hさんの合格者インタビューです。
Hさんの東京藝術大学対策
インタビュー
インタビュアー:日頃の実技制作中に気を付けていたこと、意識していたことはありますか?
Hさん:講評ノートを毎回見返し、同じことを言われないように、もしくは少しはまともになるように心掛けました。
浪人生がいなかったので、デモストで先輩がどのように書いているのか、参考作品はどのように描かれているか聞いたり見たりして、いいと思ったものはできるだけまねしました。
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インタビュアー:学科はどの様に取り組んでいましたか?
Hさん:時間もなく余裕もなかったので、とにかく基本事項、簡単な問題の取りこぼし、理解漏れがないように何度も取り組み、基礎固めを徹底しました。
学科が二次まであるのなら応用まで根を詰めてやらなければいけませんが、共通テストのみなので基本事項が身についていればある程度対応はできると思います。
インタビュアー:共通テストの勉強はどの様にしていましたか?
Hさん:前記の通り、共通テストは基本事項が抑えられていれば戦えると思うので、共通テストならではの癖があまりない古文漢文と数学は学校の教科書、簡単な参考書をもとに繰り返し学習しました。
そのほかの教科は癖があるので、過去問を平均して十年分ほど本試・追試とやりました。
センターの問題は、解いて解きなおしてを繰り返すうちに、満遍なく弱点が補強できるのでその点でもよかったです。
インタビュアー:学科対策のお勧めの参考書はありますか?
Hさん:以下の参考書がお勧めです。
□古文 →古文単語315 [桐原書店]
□地理 →地理Bノート [旺文社]
□物理 →入門問題精講 [旺文社]
インタビュアー:試験を終えたときに手ごたえはありましたか?
Hさん:
《空間構成》
周りが上手いという焦りと緊張で、手の震えが止まらないまま試験が終わってしまいました。
試験中、自分の作品がほかの人とは違って見え、自分の解釈が違ったのかもしれないと思ったり、形どりに時間をかけすぎてしまうなど、不安がたくさんありました。
正直落ちた気がしました。
《総合表現》
一日目が不安だったので二日目はどうなってもいいと思い、思い切りやりました。
試験が始まってから終わるまで怖がることも躊躇することもなかったです。
冷静になると手ごたえに感じる部分は具体的にはなかったのですが、なぜか自信がありました。
自分がやりたかったことが伝わっていたらラッキーだな、それくらいの気持ちでした。
今では考えられないくらいポジティブでした。
インタビュアー:試験本番で成功できた要因は何ですか?
Hさん:
《空間構成》
周りを見ながらやったこと。
ものすごい不安や焦りに追われた分、形どりや塗といった作業を丁寧に何度もやりました。
また、焦っていた分、ほかの人の絵を見ていたので試験会場でスキルアップした気がします。
《総合表現》
どうなってもいいと気軽に望めたこと。
方向性に悩み書き出したものを、昼休みで考え直してすべて書き直しました。
思い切って書き直してよかったと思います。
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インタビュアー:受験時代に成長出来たきっかけを聞かせてください。
Hさん:お茶美に入ってからたくさんのことを丁寧に教えてもらっていましたが、頭では理解できているつもりでも実践すると何か違う、といったことが多かったです。
入直になって毎日すごいペースで絵を描く中で、講師の方がデモストをしてくださることが何度かありました。
それに加え、受験校ではなかったのですが多摩美の対策をすることで、じっくりとモチーフを描いたり構成を考える機会となりました。
この二つがあった後、急に自分の中で落ち切ってくれなかったことがすっと入ってきてくれました。
インタビュアー:受験時代の辛かったエピソードを聞かせてください。
Hさん:自分の考えていることをわかりやすく整理し、伝える作業が最後まで上手くいかず辛かったです。
やらなければいけないのに出来ないことがもどかしかったです。
また、勉強のように目標が立てにくく、闇雲に走り続けなければいけない感じがしんどかったです。
漠然と自分の実力が足りていないことだけ、はっきり感じてしまうのが辛かった。
インタビュアー:実技上達のために実践したことは何ですか?
Hさん:再エスキスや直線、立方体の練習、建築を見ることなどは、よく言われると思うので飛ばすと、詩を読むことが多かったです。
日本のものでも海外のものでもなんでも読みました。
単に息抜きにもなるし、人の想像の世界、感性を覗くことで自分の固定概念が崩されていく感じがしました。
総合表現のテーマ出しにつながったかなと思います。
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インタビュアー:OCHABIの授業の中で印象に残っていることは何ですか?
Hさん:藝大2020年度入試の総合表現をやった授業です。
立体をほめてもらえ、自分の強みを知れた気がしました。
確信ではなくてもちょっとでもそういうことがあると、作品の進め方が決められるので良かったです。
インタビュアー:建築科対策ならではの苦労した点は何ですか?
Hさん:絵や立体、文章で表現しないといけないので、やらなければいけないことが多いことです。
インタビュアー:大学生活では何をしたいですか?
Hさん:小学校の設計課題をやりたいです。
先輩の様子を見たり話を聞いたりできて、かっこよかったし、自分も早くやりたいなと思います。楽しみ!
インタビュアー:今年の受験生へのアドバイスを!
Hさん:講師の方に教えていただいたことは今わからなくても絶対に効いてくるので、残すこと、読み返すことをやってみてください。
頑張ってください!
合格実績
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2021年 建築科
東京藝術大学建築科
合格者2名(現役2名)