2017年11月30日
冬期講習 筑波大対策 -洋画コース- 美術系受験科
土日美術系受験科(略して 美受)担任の清水です。
筑波大は国立総合大学としては珍しく、専攻/コースごとに試験課題が違います。
入学後のより専門性の高い授業を受ける為には、しっかりと基礎を学んで試験に臨む必要があります。
そこで今回は洋画コースの試験についてのお話し。
※筑波大対策 冬期講習日程
前期 12/17(日)-12/22(金)17:00 – 20:00
中期 12/24(日)-12/29(金) 9:00 – 17:30
<筑波大学 芸術専門学群 美術専攻 洋画コース>
◦出題は石膏+α(何かが巻かれていることが多い)
◦前期/後期ともに、マルスやブルータス、ジョルジョなど胸像の中でも比較的大きい石膏像が出題される。
◦デッサンは木炭で描き、基本的に背景を描かないことが多い。
◦絵作りよりも描写力や構図を取る力、形を取る力など基礎力が見られている。
◦石膏までの距離は2~3mで、石膏デッサンをするには少し遠目である。
以上が筑波大 洋画コース入試の特徴です。
それを踏まえて、美受では以下ように指導しています。
①試験の時より少し近い場所から描く。
②同じ石膏像を何度も描く。
③学生の状況に合わせて課題を行う。
それぞれの理由は以下の通り。
-試験の時より少し近い場所から描く-
形の違いや色の変化、微妙なニュアンスを見つけやすいためです。
初めから遠くで描くと大きな違いは見つけやすいのですが、微妙なことには気づけないことが多くあります。
特に石膏像の印象を捉えるのが難しいです。
そして、ある程度慣れてきたら試験と同じくらいの距離で描く練習をします。
-同じ石膏像を何度も描く-
1つの石膏でも見る場所や光の当たり方など条件の違いで、構図/画面への入れ方や形を合わせるポイントなどが変わってきます。
その為同じ石膏像を何度も繰り返し練習が必要になります。
僕も受験期に何度ブルータスを描いたことか・・・。
-学生の状況に合わせて課題を行う-
普段は試験時間に合わせて描きますが、学生によっては構図を取ることが苦手だったり、形の取り方や木炭の扱いが分からないことなどがあります。
そのため、個々の学生に合わせてポイントを絞った練習を入れることがあります。
時には講師が一緒に描き、どういう手順で描くかのデモンストレーションを行う時もあります。
更に筑波大特有の時間配分もポイントだと思います。
通常6時間の試験では3時間で休憩時間に入ります。
しかし筑波大は2時間で休憩になるので、描き出し2時間の進め方も重要になってきます。
美受ではochabiにある多くの種類の石膏像、多くの参考作品を利用してより具体的な指導をします。
また12月24日から始まる中期は7.5時間授業なので、講評後の手直しや描き出しの練習などが出来ます。
限られた時間を有効に使って合格を目指しましょう!!
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筑波大_洋画コース_合格者作品_1
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筑波大_洋画コース_合格者作品_2
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筑波大_洋画コース_合格者作品_3
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筑波大_洋画コース_合格者作品_4
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美術系受験科_冬期講習_授業風景
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