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彫刻科 「手」を解剖学的に理解する
2017.06.09
彫刻科
「手」を解剖学的に理解する
彫刻科講師の内藤です。
土曜日に実施している公開講習「芸大彫刻科実践講習」の授業内容についてです。
今回の芸大彫刻科実践講習では、「手」を解剖学的に理解していく事を目的に制作しました。
実際に骨や筋肉の形を作ることで、表層部に出てくる形態の変化をより深く洞察出来るはずです。
①②
資料をもとに骨の大きさ、比率を測り、針金で芯の部分を作ります。
この時、前腕、手首、手の甲、指の長さを曖昧にせず、動きにあわせて関節部を曲げて行きます。
骨の反りやひねりを立体的に作っていきます。
使用する石粉粘土は、水粘土と違って粘土同士馴染みが悪ので、水を加えながら押しつけるように付けて行きます。
骨と区別するために、粘土に絵具を混ぜて練り込みます。
イメージした色になったところで筋肉を付けていくわけですが、複数の重なり合った筋肉を立体的に表現するには、日頃の素描や塑造の基礎力が必要です。
筋肉のあとは腱です。
指を支え、曲がる方向を決める大切な部品です。
どこから繋がっているのか、良く観て作っていきます。
今回は構造と表層の関係が見えるものになりましたが、面白い彫刻作品です。
以上のような経験を通して、人の動きや現象を分析する力を鍛えて行きます。
「芸大彫刻科実践講習」では、受験課題を解析し、実践的に効果が現れる内容で授業を実施します。
2学期も新たな課題を用意しています。是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
-彫刻科 夏期講習 デモンストレーションのお知らせ-
今年も夏期講習期間中に現役藝大生を呼んで、実技のデモンストレーションを行います。
合格者の実力に直に接することのできる、またとないチャンスです。
日程は、中期の8月7日(月)、8月10日(木)、後期の8月22日(火)の3日間を予定しています。
※課題、内容、日程は変更する場合がございます。ご了承ください。