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合格者数 全国1位 -武蔵美 空間演出デザイン学科について-
2017.06.14
合格者数 全国1位
-武蔵美 空間演出デザイン学科について-
こんにちは。私大デザインコース担任の木原です。
私立の美術大学のデザイン科には、幅広い分野と専門的に学ぶ学科がたくさんあります。
その中で、今回は近年受験者数が激増している武蔵美の『空間演出デザイン学科』にフィーチャーしたいと思います。
空間演出デザイン学科(以下空デ)の特色として、舞台、ディスプレイ、ファッション、インテリアなど志望するコースはさまざまですが、全てにおいて共通することは空間をデザインしていくことです。
空間?を??
そうです、空間です。
形あるモノをデザインしていく上で、常に一緒に考えていかなければならないワードです。
「空間」と言われて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?
すき間、光、影、宇宙、居心地、広い、雰囲気、、、密室?におい??、、、などなど連想も妄想も広がっていくワードであると思います。
そして、それらすべて、正解です◎
空間には形がありません。
でも形をつくることもできます。
色を与えることもできます。
音を響かせることもできます。
そしてそれらにその場に見えないけれど何かを想い、感じさせることもできます。
2017年度のデザイン入試において「水の入ったペットボトル」がモチーフとして出題されました。
多くの受験生にとって水や透明なものは、デッサンでも色彩構成でも苦手なモチーフベスト3に入るくらいの素材だと思います。
なぜならば、「透明なものを黒くできないじゃん、歪んだ表情の形がよく分からない、細かい、面倒くさい」
そんな心の声をよく耳にします。
苦手な人は、モチーフの特性や効果をうまく見抜けていない人が多いです。
真っ向から描こうとしても難易度はあがるばかりです。
そこでさきほどの「空間」を思い出してほしいのです。
「空間」にはいろいろな利用方法があります。
また、透明な水にも「空間」を利用することで彩りを与えることができます。
整理すると、『どういう効果を使ってどう見せていくか』が鍵になるのです。
モチーフを細密に描写しなきゃいけないのでは?という概念をまず外し、どんな空間を表現していくか?に意識をスイッチして欲しいのです。
私たちは学生によく、「監督になるのだ!」と指導します。
どういうストーリー(脚本、テーマ)で、どのシーンを切り取り(アングル、構図)、どの照明(方向、強さ、色)をあて、演出してみせるか。
そう考えていくとワクワクしてきますよね?
これは2017年度入試でデザイン150点(満点)をもらった作品です。
大胆な演出で素敵です◎
渡されたモチーフをどんな世界に放り込めるのか、そんな課題やトレーニングを夏期講習でもしていきます。
ご参加お待ちしています!
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