2017 筑波大学 デザイン専攻 合格者インタビュー2
土日美術系受験科(略して美受) 担任の清水です。
今回は高3の夏期講習からochabiに通い始めて、筑波大学 芸術専門学群 デザイン専攻に現役合格した飯野麻耶子さんです。
イラストを描くのは得意だったようですが、本格的にデッサンを描いたのは夏期講習が初めてでした。自分の得意なことを発揮し、現役合格しました。
- インタビュアー
- 受験生活で意識したことは何ですか?
- 飯野さん
- 授業内の実技試験の前日に、明日本番だということを意識するようにしていました。
- インタビュアー
- 学科の勉強方法について工夫したところは?
- 飯野さん
- センター入試の勉強は、御茶美の学科の直前講習で英語の過去問を何年分か解きました。
- インタビュアー
- 日頃実技で気を付けていたことは何ですか?
- 飯野さん
- 今まで「何か物を見て描く」といった経験がほとんど無く、想像で絵を描くことが多かったので、物と紙を交互に見ながら描くということに慣れず、大変でした。
手元ばかり見てしまうので、意識して物を良く見るように心掛けました。 - インタビュアー
- 試験を終えての手応えは?
- 飯野さん
- 良くなかったです。デッサンは、評価されるのかされないのか良く分からないような絵が出来上がってしまい、運を天に任せようと決めました。
デザインは、人と案が被らないように別の切り口からのアイディアを考えました。
しかし、紙に書いているうちに「このアイディアも、もしかしたら人と被ってしまっているのではないか」と思えてきてしまい、かなり不安でした。
入学後、デザインの先生が「デザインに一人ヤバいやつが入ってきたと、芸専の先生の間で話題になっていた」とおっしゃられていたので、結果的には人と被らなかったらしく、安心しました。
デッサンも上手いと評価を頂いたので、運が良かったとしか言いようがありません。 - インタビュアー
- 試験本番で成功できた要因は何ですか?
- 飯野さん
- やはり前述の「ヤバいやつ」と思われたイメージが良かったのだと思われます。
- インタビュアー
- 受験期の辛いエピソードを教えてください。
- 飯野さん
- 鉛筆を削るのが大の苦手だったので、かなり苦痛でした。
未だに上手く削れません。大学のデッサンの授業が始まるまでに、何とかして上手く削れるように練習します。 - インタビュアー
- 実技上達のために実践したことは何ですか?
- 飯野さん
- 入試のデザイン課題は「~をデザインしなさい」というような問題が出ると思い込んでいたので、初めてインターフェイスの課題が出されたとき、何が求められているのか分からず戸惑いました。
実現不可能なものや突飛なものでも大丈夫と聞き、あったら良いなというものを考えようとしましたが、あまり良いものが思いつきませんでした。
そこで、日常生活の中で、何か物を見たときに「ここはこうなっていた方が面白いのに」「こうなっているから問題が起きているのかも」ということを積極的に考えるような癖をつけるようにしました。
それが課題に生かされたかどうかはわかりませんが、既存の物のあり方に満足せず、疑問を持ってみるという習慣をつけたことは、デザインを学んでいく上でプラスになると思います。 - インタビュアー
- 飯野さんにとって夏期講習はどんな役割でしたか?
- 飯野さん
- 朝起きるのが苦手だったので、なるべく遅刻しないようにしました。
そのことで生活リズムが整い、その後の取り組みに良い影響があったと思います。 - インタビュアー
- 入学してからの大学の印象は?
- 飯野さん
- 兄が筑波大学に通っていたので、小さい頃から文化祭などで筑波大学に来たことがあり、その頃からひたすら「筑波大学=だだっ広い大学」というイメージを持ち続けていました。
でも、入学して数ヵ月経ち、どこに何があるか大体わかった今は、そこまででもないと感じます。
筑波大学 デザイン専攻 合格再現解説はこちら
飯野さんありがとうございました!
DATA
2017年度 土日美術系受験科 筑波大クラス 合格実績
筑波大学芸術専門学群 11名合格