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冬期講習 筑波大対策 -日本画コース- 美術系受験科
2017.12.01
美術系受験科 冬期講習 筑波大対策 -日本画コース-
土日美術系受験科(略して 美受)担任の清水です。
前回の筑波大学洋画コースに続き、今回は筑波大学日本画コースの受験についてです。
筑波大学 芸術専門学群 美術専攻 洋画コースについてはこちらから
日本画コースの試験は前期/後期ともに静物デッサンですが、微妙に違いがあるので今回は前期に絞って書きます。
※筑波大対策 冬期講習日程
前期 12/17(日)-12/22(金)17:00 - 20:00
中期 12/24(日)-12/29(金) 9:00 - 17:30
<筑波大学 芸術専門学群 美術専攻 日本画コース>
◦白象紙に鉛筆デッサン。
◦静物モチーフが1人につき1セット与えられ、自分でセッティング。
◦モチーフの量が多く、種類も豊富。
◦自然物が多く出される。
◦細部まで意識したデッサンが必要。
以上が筑波大 日本画コース入試の特徴です。
それを踏まえて、美受では以下ように指導しています。
①モチーフは自分たちでセッティングする。
②様々なモチーフを出題し描く。
③学生の状況に応じて課題を行う。
それぞれの理由は以下の通り。
-モチーフは自分たちでセッティングする-
実際の試験でもセッティングをしなくてはならないので、早いうちから練習をしていきます。
画面に描いたらどう見えるのか、を想像して配置していくのはなかなか難しいです。
慣れないと1時間かかっても出来ないこともあります。
素早く効果的な(カッコイイ)セットが出来るようになるのもポイントです。
また入直は1人に1モチーフで練習します。
-様々なモチーフを出題し描く-
自然物では野菜や果物はもちろん、花など様々なモチーフを描きます。
出題されるモチーフは様々な色、質、細かいものや大きなものまで多様です。
鉛筆でそれらの色の違いまでを描き分けるのは本当に繰り返しの練習が必要です。
また、日本画特有の繊細でち密な描写を心がけるのも重要です。
-学生の状況に応じて課題を行う-
時期や学生の特性を見極めて課題に工夫をしていきます。
モチーフを組む練習、日本画らしい描写力を付ける為の細密デッサン、花の練習など。
実際の入試では最初の2時間の使い方が重要になります。
モチーフセットからどういう手順で描いていくのが効果的なのか、描き出しの練習もしていきます。
モチーフ量は年によって多少の違いがありますが、6時間でしっかりと描き上げるにはかなりの量があります。
また、モチーフによって描きどころや、『らしさ』を表現するには何がポイントなのか変わってきます。
なるべく多くのモチーフを描くことが『らしさ』を描き分ける感覚を養うために必要になります。
12月24日からの中期は制作時間が通常より多い7.5時間あります。
しっかりとモチーフを観察して、納得いくまで描き切る練習をしましょう。
限られた時間を有効に使って合格を目指しましょう!!