2019 多摩美術大学 グラフィックデザイン学科 合格者インタビュー1
今年度、多摩美術大学 グラフィックデザイン学科に現役合格された関川弓穂さんのインタビューです。
-2018 私大デザインコース≪夜間≫在籍 高3-
- インタビュアー
- 志望校(学科、専攻)を選んだ理由は何ですか?
- 関川さん
- 高2から芸大、多摩美、武蔵美の様々な催しに出向いて作品を観ていましたが、高3の春に多摩グラ(多摩美術大学グラフィックデザイン学科)の卒業制作展を観に行き、生徒一人一人が、やりたいことに目一杯取り組む姿勢に共感し、多摩グラを志望大学に選びました。
- インタビュアー
- 志望大学合格のために何が必要だと思いましたか?
- 関川さん
- 高3の春時点でまだ予備校に通っておらず、受験対策もしたことが無かったので学科より実技に不安がありました。
まずは人数の多い予備校に通って、他の人の作品に刺激を受けながら自分の課題や長所を見つけたいと思いました。 - インタビュアー
- 受験生活の中で大切にしていたことを教えてください。
- 関川さん
- 基本的に制作は楽しんで取り組みました。
自分は褒められたり自信を持った方が安定するタイプだったので、他人の方が優れていると感じたときも自分にしかできないことがあると信じて持ち直していました。
タイプは人それぞれだと思いますが、自分の精神面や作品の方向性、好きな色味や形など"自分を客観的に分析する"ことがとても大切だと思います。
そのために講評はどんなに疲れていても他人の講評まで集中して聞き、ノートにまとめて次に活かしていました。 - インタビュアー
- 学科はどのような方法で勉強していましたか?
- 関川さん
- 学科を本格的に始めたのは10月頃です。
センターで良い点を取ってその後落ち着いた気持ちで実技対策をできるようにしたいと思っていたので、各教科過去問を10年分は解きました。
電車など空き時間には単語帳を開くようにしていました。
スタディープラスで学校の国立文系を目指す友人と繋がって、友人の勉強時間を見て焦ることができたのも良い刺激でした。 - インタビュアー
- 予備校生活でつらかったことは何でしょうか?
- 関川さん
- 年末まではあまり実感がなく、楽しく予備校に通えていましたが、1月、センター直前になると、センターの勉強が不安で実技とのバランスがとれない時期があり辛かったです。
不安定な気持ちが作品にも出ていて、このままどっちつかずになってはいけないと思いセンター2日前から予備校を休み勉強しました。
センターで理想の点数が取れたのでその後の実技対策は適度な緊張感で通うことができました。 - インタビュアー
- 御茶美生活を通して得られたことは何かありますか?
- 関川さん
- 同輩から浪人生、講師の方までとにかくたくさんの方々の作品や制作環境を知れたことは大きかったです。
技術的な知識はもちろん、道具の数や手入れの仕方が作品にも影響することを学びました。
講師の方々の講評は常に的確で、わからなかった時は改めて聞きに行くと丁寧に教えてくださり理解できました。
友達とお互いの作品について良いところも悪いところも指摘しあえる環境はとても過ごしやすかったです。 - インタビュアー
- 大学ではどのようなことに挑戦したいですか?
- 関川さん
- 今までアナログで絵を描くことが多かったので、デジタルでイラストを描いたりグラフィックを制作したりしたいです。
また、デザイン史や印刷の技術などについて自分は知識がまだまだ足りないので、もっと学びたいです。 - インタビュアー
- 最後に一言どうぞ!
- 関川さん
- 御茶美に通う中で、不安になることも多々ありましたが、そんなときも友人と話したり講師の方々の話を聞いたりして苦しいのは自分だけじゃないと思えました。
また、受験のためだけでなく、今後大学での創作活動にも活きることを教えていただきました。
御茶美に通って良かったと心から思っています!本当にありがとうございました!
関川さんありがとうございました。
DATA
2019年度 合格実績
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科 78名合格
☆合格者数4年連続全国1位☆
多摩美術大学 生産デザイン学科 30名合格
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科 48名合格
☆合格者数全国1位☆
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 54名合格
☆合格者数全国1位☆
武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 32名合格