2019 東京藝術大学 デザイン科 合格者インタビュー3
今年度、東京藝術大学 デザイン科に合格された小此木みなみさんのインタビューです。
- インタビュアー
- 受験し合格した大学と専攻をすべて教えてください。
- 小此木さん
-
東京藝術大学 デザイン科
以上です。 - インタビュアー
- 御茶美とその他の予備校での違いはありましたか?
- 小此木さん
- 御茶美はとにかく人数が多いので、常に試験本番のような緊張感を持って制作することができました。
そのため、試験本番でも普段の制作のようにリラックスして取り組めたと思います。 - インタビュアー
- 受験生活の中でどのような事を意識していましたか?
- 小此木さん
- よくモチーフを観察し、常に他の人と違う着眼点を持つように意識して制作していました。
- インタビュアー
- あなたにとっての浪人生活はどのようなものでしたか?
- 小此木さん
- スランプを経験したり、挫折したりと色々と辛いこともありましたが、自分を見つめ直すきっかけになりました。
また、たくさんのよい仲間に恵まれたので毎日が充実していました。 - インタビュアー
- 学科対策はどんな方法でやっていましたか?
- 小此木さん
- 平日は朝四時に起きて対策をしていました。
疲れ切ってしまった時はしっかりと休んで気分転換をすることも大事だと思います。 - インタビュアー
- 日頃の実技制作中に気を付けていたことはありますか?
- 小此木さん
≪デッサン≫
構成デッサンだったので、モチーフの面白い着眼点を前面に押し出した構成にしようと心がけていました。 描写はなるべく自然になるように、空間の抜けを意識して制作しました。
≪色彩構成≫
構成デッサンとほぼ同じ意識で取り組んでいました。
自分のやりたいことをとにかく貫き通して強い画面にするよう意識していました。
≪立体≫
精度を高く作りきれるようなエスキースを練っていました。
できるだけ強い黒が入るような設定を心がけました。- インタビュアー
- 試験を終えたときに手ごたえはありましたか?
- 小此木さん
- 普段の制作よりも上手くいったという自信はありました。
- インタビュアー
- 試験本番で成功できた要因は何ですか?
- 小此木さん
- 緊張であえてリラックスしようとするのではなく、戦に出陣するような気分で自分の士気を上げるようにしていました。
武装ということでいつもより少し派手な服装をして試験会場に行ったり、テンションの上がる音楽を聴くなどして、なるべくイベント感覚で楽しんで描けるように意識していました。 - インタビュアー
- 受験時代に成長出来たきっかけを聞かせてください。
- 小此木さん
- 私は入学から9月になるまで思うような絵が描けず、自己嫌悪に陥っていました。
すっかり自信をなくし、私大の併願で悩んだ時に、私はやはり藝大以外行きたくないと思い、受験校を藝大一本に絞った時にやっとスランプを脱しました。 - インタビュアー
- 受験時代のつらいエピソードを聞かせてください。
- 小此木さん
- 全体講評に行けず、下段をとり続けていたスランプの時期は本当に辛かったです。
その時は予備校の評価ばかりを気にしていたので、今思えば自分自身と課題にきちんと誠実に向き合うことがその時の自分にとって大事だったと思います。 - インタビュアー
- 実技上達の為に実践していた事はありますか?
- 小此木さん
- もちろん技術的な練習をしたりしてはいましたが、通学中にネットでプロの作品をみたり、アイデアをメモをしたりして情報収集を重点的にしていました。
また、デッサン、平面、立体の講評ノートを作り、それを見返したりして頭の整理をする時間を作っていました。 - インタビュアー
- 大学生活では何をしたいですか?
- 小此木さん
- 自分のやりたいことはまだ明確には決まっていないので、それを模索しつつ、しっかりと課題をこなしていきたいと思います!
小此木さんありがとうございました。
DATA
2019年度 芸大デザインコース合格実績
東京藝術大学 デザイン科 30名合格≪定員45名≫(現役6名)
☆合格者数13年連続全国1位☆
☆13年間で365名合格☆