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2019 東京藝術大学 デザイン科 合格者インタビュー5

  • #2019
  • #デザイン科
  • #東京芸術大学

ボニーさんの石膏デッサン_1

ボニーさんの石膏デッサン_2

ボニーさんの立体構成

今年度、東京藝術大学 デザイン科に合格されたボニー郁実さんのインタビューです。

インタビュアー
受験し合格した大学と専攻をすべて教えてください。
ボニーさん

東京藝術大学 デザイン科

以上です。
ボニーさんの石膏デッサン_1


インタビュアー
御茶美とその他の予備校での違いはありましたか?
ボニーさん
まず、受験生の在籍者数が多く、授業の規模が大きいことです。

人数が多いということは、それだけ自分と人とを比較できる機会も多いということなので、全国的に自分のレベルが、下位から上位までどれくらいに位置付いてるのかを常に客観視できます。

コンクールや講習会を受ける手もありますが、一年間ここにいたら「伸びる」という確信がありました。
個人の意見ですが、確信を得た理由は以下になります。

【一つの型にハマらない】
御茶美の指導方針は、柔軟で多様性に優れていると思います。

美術には正解がなく、受験生一人一人に向き不向きがあって、感覚も価値観も違います。
勉強のように、既に決められた正解があるなら、指導者が一本のレールの上で生徒を導けますが、美術では先生の正解が生徒の正解とは限りません。

少人数の予備校だと権力の強い講師が自分の考えを生徒に押し付けてしまったり、こうすれば上手くいく、というように熱が入り、導きたがる人が一定数いて、生徒も常に不安を抱えているため自分の考えを抑え込んで信じてしまいます。

そうではなく、生徒自身がそれぞれ自分の長所や短所を客観視して、先生もそれを理解して伸ばしてあげるというような、決められた一本のレールではなく、枝分かれしていく先に美術の正解があるべきだと僕は思います。

御茶美では生徒一人一人に合った指導を心掛けていることが、合格実績が多い理由の一つだと思います。

他予備校では、御茶美の指導はドライだ、などと耳にしますが、それも御茶美が生徒との距離間を大事にしている所以だと思います。

【設備が充実している】
建物がよく計算された設計になっており、天井が高く、デザイン科は4~5階のよく日光が当たる場所で作業します。

そのため入試直前期間では、午後で光が変わるといった、試験場に近く、難易度の高い状況で作業できます。

また、管理課の方々がいるため、常に綺麗な空間を保てるので作業も捗ります。

手洗い場が温冷調節でき、水が暖かかったことに感動しました。
インタビュアー
受験生活の中でどのような事を意識していましたか?
ボニーさん
なるべく毎日予備校に通うこと、体調が悪い時はちゃんと休むこと、学科勉強をコツコツ続けること、たまにochabiのyoutubeチャンネルをみること。
自分は講評ノートを取るスピードがなかったので、スマホのボイスレコーダーアプリを使い、電車の帰りに毎日繰り返し聴いて次に活かそうと心掛けていました。
インタビュアー
あなたにとっての浪人生活はどのようなものでしたか?
ボニーさん
浪人生活は辛いこともいっぱいあったし、これから自分がどうなるのかわからない不安感に常に押し潰されますが、そういう極限状態だったからこそ成長できて、もっとも自分に向き合い対話した時間でした。
また、かけがえのない友達や先生に出会えて、その人達なしでは乗り越えられなかったと思います。
インタビュアー
学科対策はどんな方法でやっていましたか?
ボニーさん
自分は海外に7年間在住していて、英語が得意な代わりに中高で日本の教育を一切受けていなかったため、国語がとにかく苦手でした。
日本語留学試験(EJU)を受ける選択もあったのですが、自分は他の受験生と同じセンター試験で受けました。
そのため御茶美の自習室や自宅やカフェ、場所をコロコロ変えて国語と第3科目を重点的に、毎日隙を見つけては参考書を開くように心掛けました。
夏期からは、試験日まで逆算して今何が必要なのかを考えつつ、全教科バランス良く進めるようにしました。
インタビュアー
日頃の実技制作中に気を付けていたことはありますか?
ボニーさん

≪デッサン≫※石膏デッサン選択
自分が与えられたモチーフから何を感じとって、何を伝えたいかを常に意識していました。
構図や比率を合わせるのも大事ですが、それは機械にも可能なことで、むしろ機械の方が正確だと思います。

採点者側も、モチーフを受験者がどう捉えているのかを見たいはずなので、そういった人間にしか表せないもの、光の綺麗さだったり、石膏の美しさだったり、言葉に言い表せないその感覚こそが魅力に繋がると思って取り組んでいました。

≪色彩構成≫
伝えられる情報がデッサンよりも多いので、色彩だからこそ使える色味の綺麗さなど、描写は鈍いものなら鈍く、色鮮やかなら色鮮やかにという風に、あくまでモチーフの「らしさ」を大切にして描くようにしてました。
また、自分はこう答えるんだ、という強い主張を持って、相手に発信することを意識しながら世界観を常に大事にしていました。

≪立体≫
主張の強さと形態の美しさを両立させるように心がけていました。
どちらか一方が独りよがりに突っ走ると、評価に繋がらなかったので。

また、実在する形を作るので、きっちり物体として完成させることを意識していました。
素材をよく理解して、実現可能な形かをよく吟味してから取り組むことも同じくらい大事だと思います。
ボニーさんの石膏デッサン_2


インタビュアー
試験を終えたときに手ごたえはありましたか?
ボニーさん
当時はもっと出来ることがあったんじゃないかな…って思っていましたが、振り返ると、自分にとっての最善手を打ち、最後まで諦めずにやり切ったので、あれ以上の結果は無かったと思います。
インタビュアー
試験本番で成功できた要因は何ですか?
ボニーさん
今まで培った経験を信じて最後までやり抜いたことだと思います。
コツとかは特にわからないですが、日々自分が行ってきたルーティンを本番でもやる(たとえば作品を客観的に見るとき、この先生ならこう言うだろうなとか、エアー講師を常に置くなど)とか。
インタビュアー
受験時代に成長出来たきっかけを聞かせてください。
ボニーさん
他人との勝ち負けではなく、常に自分との戦いだと思ってからは、評価が悪くても、昨日の自分を超え続ければきっと誰よりも上手くなれるはず…という風に日々の小さな積み重ねが大事だと感じました。
ボニーさんの立体構成


インタビュアー
受験時代のつらいエピソードを聞かせてください。
ボニーさん
同級生の友達がみんな大学生になって劣等感を感じたり、講評中に作品が倒れたり、辛いことは山ほどあります。
インタビュアー
実技上達の為に実践していた事はありますか?
ボニーさん
予備校のない日でも実技に関する考えをまとめたり、Pinteristというアプリで気に入った作品(受験作品に限らず)を保存することで、自分がどういったジャンルが好きなのかを模索してたりしていました。描写練習もよくやっていました。
インタビュアー
大学生活では何をしたいですか?
ボニーさん
課題をしっかりこなしつつ、自分のやりたいことに全力で挑んでいきたいです。

ボニーさんありがとうございました。

DATA

2019年度 芸大デザインコース合格実績

東京藝術大学 デザイン科 30名合格≪定員45名≫(現役6名)
☆合格者数13年連続全国1位☆
☆13年間で365名合格☆