2019 東京藝術大学 彫刻科 合格者インタビュー1
今年度、東京藝術大学彫刻科に現役合格した爲國祐菜さんのインタビューです。
- インタビュアー
- この度は東京藝術大学彫刻科合格おめでとうございます!
早速ですが、入試に向けて意識していたことを聞かせてください。 - 爲國さん
- 精神的な面では入試本番二週間前までガタガタでした(笑)
自分の実技について、できない事ばかりに気を取られていてなかなか調子が上がりませんでした。
しかし、本番一週間前くらいからデッサン対策の授業になって、だんだん自信を取り戻して一次試験本番を迎えられました。
これは意識していたこととは少し違うかもしれないけれど(笑) - インタビュアー
- 確かに爲國さんは普段の授業からデッサンを得意としていたように思います。どのデッサンにも一貫して描写やバルール※に魅力がありました。それは意識的にそうしていたのですか?
※画面における明暗と位置関係 - 爲國さん
- はい。意識していましたし、これだけはできなきゃ!という自分の中の最低ラインでした。そこを毎回守るようにしていました。
- インタビュアー
- なるほど!普段から実技の基準となる目標を持って課題に取り組んでいたのですね。それが結果として絵の強さや、自信に繋がっていったと。
- 爲國さん
- はい。ポジティブに捉えました(笑)
- インタビュアー
- では試験当日の事を聞かせてください。
- 爲國さん
- 自分は初めての場ではアガっちゃうタイプなので試験日近くは静かに過ごすようにしていました。
そのおかげで試験当日も割と最後まで冷静でいられました。 - インタビュアー
- 本番はとても緊張すると思います。その中でどれだけ冷静に自分の実技を見直せるかが受験での1つの鍵になりますね。自分の実技は終えてみてどうでしたか?手応えはありましたか?
- 爲國さん
≪素描≫※一次試験
自信がありました。部屋で一番うまかったと言ったら主任の先生に心配されました(笑)
≪彫刻Ⅰ≫※二次試験 第1課題
自分がかっこいいと思える形を作りました。
そのせいでやや課題に答えられているか心配でしたが、形自体には自信がありました。
≪彫刻Ⅱ(塑造)≫※二次試験 第2課題
直前までガタガタだったっというのもあって一番慎重に進めました。
周りは完成度が凄く高くて不安になりました。
自分の作品は最後まで完成度は上がりませんでしたが、今まで予備校で言われてきたことや、自分の視点を大事にして作った物を置いてきました。- インタビュアー
- なるほど!試験当日も周りとのギャップに惑わされず自分なりのモチーフの追求が出来ていたんですね。これは今の受験生にとってとても参考になると思います。
インタビューは以上です。それでは最後に、受験生に向けてメッセージをお願いします。 - 爲國さん
- え(笑)サボっても真面目にやってもあっという間の一年だと思うのでどうせなら楽しいことをやったらいいと思います。
- インタビュアー
- ご協力ありがとうございました!改めて合格おめでとうございます!大学での活躍を期待しています。
- 爲國さん
- ありがとうございました!
DATA
2019年 彫刻科合格実績
東京藝術大学 2名合格
☆現役合格2名☆
2018年 彫刻科合格実績
東京藝術大学 1名合格