2021 東京藝術大学 工芸科 合格者インタビュー4
今年度、東京藝術大学工芸科に合格された野木麻優美さんのインタビューです。
- インタビュアー
- 受験生活の中でどのような事を意識していましたか?
- 野木さん
- 毎日のルーティーンを大切にしていました。朝は少し早めにお茶美について、落ち着いた状態で制作に臨めるようにしていました。 野木さんのデッサン
- インタビュアー
- 学科対策はどんな方法でやっていましたか?
- 野木さん
- 共通テスト直前に時間をつくって勉強していました。
- インタビュアー
- 日頃の実技制作中に気を付けていたことはありますか?
- 野木さん
≪デッサン≫
開始10分は像の持つイメージをインプットするために、描き出さずに薄目にしたり、自分の席以外の場所から眺めるようにしていました。
描き出してからはこまめに離れて客観的に判断できるようにしていました。
≪平面表現≫
私は構成が現役の時からずっと苦手だったので、デザイン科の参考作品をよく見て研究していました。
また、工芸科でもイメージ課題が出ることがあったので、私大デザインの作品やポスター、イラストなどを集めて研究していました。
≪立体表現≫
模刻が得意だったので、形体などがあるときはあまり無理をせずに、自分が得意な形に落とし込んで模刻を見せるようにしていました。
形体は彫刻作品や照明などを調べて自分が好きな形を探していました。- インタビュアー
- 試験を終えたときに手ごたえはありましたか?
- 野木さん
- ありました。
デッサンは少し不安でしたが、平面と立体はやりきったと思えていました。 - インタビュアー
- 試験本番で成功できた要因は何ですか?
- 野木さん
- 理想を高く持ち過ぎずに、自分ができることとできないことを知っていたことだと思います。
- インタビュアー
- 受験時代に成長出来たきっかけを聞かせてください。
- 野木さん
- 講師に相談した際、ふとした一言で自分の中の迷いが消えて、制作しやすくなったことがきっかけだと思います。
- インタビュアー
- 受験時代のつらいエピソードを聞かせてください。
- 野木さん
- なかなかデッサンが上達せず、周りに置いて行かれているように感じて辛かったです。 野木さんの立体表現
- インタビュアー
- 実技上達の為に実践していた事はありますか?
- 野木さん
- デザイン科に友人がいたので、課題文を教えてもらって、自分ならどうするか考えていました。
- インタビュアー
- 大学生活では何をしたいですか?
- 野木さん
- 素材の魅力を引き出せるような作品を制作していきたいです。
野木さんの平面表現
野木さんありがとうございました。
東京藝術大学 工芸科 合格者インタビュー
DATA
2021年度 工芸科合格実績
東京藝術大学 工芸科 5名合格(現役2名)