2021 東京藝術大学 工芸科 合格者インタビュー5
今年度、東京藝術大学工芸科に現役合格された松本和さんのインタビューです。
- インタビュアー
- 受験生活の中でどのような事を意識していましたか?
- 松本さん
- 体調を崩しやすかったので、メンタル面も体調面もなるべく波が出ないように気をつけていました。 松本さんのデッサン
- インタビュアー
- 学科対策はどんな方法でやっていましたか?
- 松本さん
- 普通高校だったので、高校に行っている間は学校での勉強に集中して、あとは何もしませんでした。
周りの同級生達はみんな学科の勉強を頑張っているのでその空気に乗っかっていました。 - インタビュアー
- 日頃の実技制作中に気を付けていたことはありますか?
- 松本さん
≪デッサン≫
デッサンは苦手意識があったので、なるべく以前の作品と比較して進歩しているかどうかなどを確認していました。
あとは上手な人のデッサンを描く手順を真似したりしていました。
≪平面表現≫
平面は好きでしたが苦手意識があり、調子が悪い時はとことん描けませんでした。
平面は時間配分に気を遣って描くようにし始めると、一気に伸びた手応えがありました。
≪立体表現≫
立体表現は好きだったので、家でもちょくちょく粘土をいじっていたのですが、精度上げが苦手でこちらも時間配分に気を遣い、なるべく一回一回の手を丁寧にするように心がけていました。- インタビュアー
- 試験を終えたときに手ごたえはありましたか?
- 松本さん
- 一次の時は、持参する必要のないセンターの受験票を取りに戻って集合時刻に遅刻したりしてドタバタしていたので、浪人したらデッサンはもっと上手くなれるしいいか、と吹っ切れていました。
二次の時はやたら試験が楽しみで、試験中も途中までは楽しかったのですが、終わったらやたら冷静になって帰ってきていました。 - インタビュアー
- 試験本番で成功できた要因は何ですか?
- 松本さん
- 周りと違いすぎてびっくりする場面があっても、描き始めたり、つくりはじめたものを最後までやり切ったことだと思います。
- インタビュアー
- 受験時代に成長出来たきっかけを聞かせてください。
- 松本さん
- 周りの上手な人を見て、時間配分や描き方、構図など、真似をたくさんしたことだと思います。
- インタビュアー
- 受験時代のつらいエピソードを聞かせてください。
- 松本さん
- 体調が崩れやすいので、塾に行きたくてもいけないことがあったり、受験前最後のコンクールで軒並み悪い点数を取ったことです。 松本さんの立体表現
- インタビュアー
- 実技上達の為に実践していた事はありますか?
- 松本さん
- 家に石膏像をおいてデッサンしたり、デッサンしなくても影のでき方などを観察していました。
- インタビュアー
- 大学生活では何をしたいですか?
- 松本さん
- 自分のやりたいことをやりたいようにしたいです。
松本さんの平面表現
松本さんありがとうございました。
東京藝術大学 工芸科 合格者インタビュー
DATA
2021年度 工芸科合格実績
東京藝術大学 工芸科 5名合格(現役2名)