2022 東京学芸大学 推薦入試 合格者インタビュー
土日美術系受験科(略して美受) 担任の清水です。
東京学芸大学 初等教育教員養成課程(A類) 美術選修 学校推薦型選抜に現役合格した、Aさんの合格者インタビューです。
【受験課題】鉛筆による静物デッサン[2時間/B3サイズ]
- インタビュアー
- 東京学芸大学を志望した理由を教えてください。
- Aさん
-
大学構内に小学校があり、そこで教育実習の経験が積めるという点で施設が充実していると感じたからです。
また、教育に特化した大学で、同じ職業を目指す仲間が近くにいるだけでなく、学科が科目ごとに分かれているため、より専門的な知識を身につけることが出来ることも大きな魅力だと思います。 - インタビュアー
- 日頃の実技制作中に気を付けていたこと、意識していたことはありますか?
- Aさん
-
毎回自分なりの目標たてることや、工夫したポイントをつくることを意識していました。
気をつけていたことは、先生方のアドバイスは他の人に向けられたものでも、自分にも当てはまるのではないかと常に考えるようにすることです。 - インタビュアー
- 学科はどの様に取り組んでいましたか?
- Aさん
- 高3から塾に通い、共通テストに向けて勉強してました。
夏には共通テストに寄せて作られたテストを過去10年分解きました。5教科7科目だったので大変でした。 - インタビュアー
- 試験を終えての手応えは?
- Aさん
- 実技と面接は悔いなくできました。
面接は練習よりも上手くいったように感じました。
しかし、作文は全く手応えがありませんでした。
というのも、入試1日前まで制限時間を間違えており、1回しか本番と同じ条件で練習してなかったので本当に不安でした。
Aさんの東京学芸大学対策_デッサン_1 - インタビュアー
- 試験本番で成功できた要因は何ですか?
- Aさん
- 実技では、ochabiの入試前課題で似たようなモチーフを描いていて、その時の先生方からのアドバイスを意識できたことです。
面接は、多くの先生方と練習したことだと思います。
作文に関しては、進研ゼミで作文対策をしていたことと、祖父から借りた美術教育の論文を読んだことが大きいと思います。 - インタビュアー
- 受験時代に成長出来たきっかけを聞かせてください。
- Aさん
- 志望校対策が始まり、それまでは6時間で描いていたのを2時間で描かなければいけなくなったことです。
時間配分が全く違うので、本番までに2時間で描けるようにならないのではないかと焦りと不安を感じましたが、その分成長できたと思います。 - インタビュアー
- 受験時代の辛かったエピソードを聞かせてください。
- Aさん
- 学科の成績が落ちていた時に、更にochabiでのコンクールで低い順位だった日は、本当に落ち込みました。
努力が足りていないんだなと思い、勉強の計画を見直し、講評ノートをまとめ直し、デッサンの個人練習を増やしました。
特に、講評ノートをまとめることは、基礎から振り返ることができ、ためになりました。 - インタビュアー
- 実技上達のために実践したことは何ですか?
- Aさん
- 楕円を描くのが苦手だったので、学校の休み時間や家でのスキマ時間に楕円を書く練習をしていました。
デッサンでよく使う形であり、楕円の大きさによってデッサンの出来が大きく変わるので、自分で資料を作り描き方を研究しました。
夏休み中は、OCHABIの夏期講習に通えなかったため、家にある瓶や果物、野菜をなるべく毎日デッサンしていました。
また、デッサンの動画を見て上手い人の良いところを取り入れるようにしました。
Aさんの東京学芸大学対策_デッサン_2 - インタビュアー
- 授業で印象に残っている課題やモチーフはありますか?
- Aさん
- 4回ほど黒メガネがモチーフとして課題に設定されたことは強く印象に残っています。
回を増すごとに、黒メガネの質感や軽量感が出てきて、得意なモチーフが黒メガネになりました笑 - インタビュアー
- 推薦入試で大切なことは何ですか?
- Aさん
- 将来像をなるべく明確にすることです。
将来像が定まっていれば、志望理由や作文の内容の軸が出来るため、考えやすくなると思います。
さらに、一貫した考えがあると相手に伝わりやすくなり、説得力が増します。 - インタビュアー
- 面接練習について教えてください。
- Aさん
- 学校とochabiでそれぞれ5回程やりました。
また、通学中などの時間で面接で想定される問答を単語帳のようにしたものを使って練習しました。 - インタビュアー
- 受験対策はいつから始めましたか?
- Aさん
- 実技を始めたのは高3の4月からです。
学芸大学の対策を始めたのは9月からです。
絵の塾を探すことを面倒くさがって、実技を始めるのがかなり遅くなったことは後悔しています。
Aさんの東京学芸大学対策_デッサン_3 - インタビュアー
- 受験期の1週間の時間の使い方を教えてください。
- Aさん
《1学期》勉強時間 85% 実技時間 15%
《2学期》勉強時間 50% 実技時間 50%
実技の時間には作文、デッサン、面接が含まれています。
2学期からは志望校に向けての対策を重視しました。- インタビュアー
- 大学生活では何をしたいですか?
- Aさん
- ボランティアに積極的に参加し、様々な人と交流したいです。作品制作にも力を入れていきたいと思います。
Aさん、忙しい中ありがとうございました!
予備校以外でもデッサンの練習をしたり、デッサンについてのアドバイスをまとめ直したり。影での練習の成果が出て良かったです。
学芸大は推薦入試、一般入試ともに面接があり、とても重要です。
将来像を定めることはとても良いことだと思います。
これから受験する学生も是非参考にして欲しいです。
■2021 筑波大学 合格者インタビュー
□ 推薦入試□ 一般入試
筑波大学 構成専攻 合格者インタビュー
筑波大学 デザイン専攻 合格者インタビュー
御茶の水美術学院 土日美術系受験科について
OCHABI土日美術系受験科(略して 美受)では見学・受験相談・面談を受け付けています。
・美受が気になっている方
・筑波大学/東京学芸大学などの国公立大学受験を考えている方
・美術系大学が気になっているが未経験の方
どのような方でも、お気軽にお問い合わせください。
美受では一人ひとりと向き合いながら、受験に向けてサポートを行っていきます。
※OCHABI土日美術系受験科筑波大クラスは、オンライン授業を開講予定です。
普段OCHABI に通えない遠方の方でも自宅で対策が可能です。
WEBサイトよりお申込を受け付け予定です。
DATA
2021年 土日美術系受験科 学芸大クラス 合格実績
東京学芸大学 3名合格
2020年 土日美術系受験科 学芸大クラス 合格実績
東京学芸大学 5名合格