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先端芸術表現科 -受験する上で心がけると良いこと(1)-
2017.04.06
先端芸術表現科 -受験する上で心がけると良いこと(1)-
こんにちは。御茶の水美術学院の先端芸術表現科です。
桜が咲いてきましたね!みなさんお花見に行く予定はたてましたか!?
私も連日散歩がてら桜を見に行っています。
先端芸術表現科の受験に関する小話をします。
先端芸術表現科を受験する上で心がけると良いことのひとつが、「より多くの展覧会を観に行く」ことです。
みなさんは展覧会を観に行くことは好きですか?
今までみた展覧会で、どのような展覧会が印象に残っていますか?
≪先端芸術表現科_授業の様子≫
時々、生徒と面談をしたときに「現代美術は分からない、むずかしいです。」といった話をされることがあります。
最近は減ったように思われますが、テレビなどのメディアでも「現代美術=分からない難解なもの」といった扱われ方がされていますね。
現代美術は、実は分からないものではないのです。様々な楽しみかたがあります。
例えば今、表参道にあるエスパスルイ・ヴィトン東京というギャラリーでダン・フレイヴィン展が行われています。
http://www.tokyoartbeat.com/event/2017/B3D8
ダン・フレイヴィンの作品は、蛍光灯が素材として使われています。とてもシンプルな作品です。
ここで、よく分からないなぁ。というところに留まらず、自分がどのようなことを感じたか、考えてみましょう。
そして、展覧会会場で配られている、作品に関するテキストを読んでみましょう。
テキストには作者が作品を作る動機となった出来事、主題が書かれています。
それらを読んだ後に作品をもう一度見て観ると、印象が異なったり、その主題が作品から感じられたり、その主題とされていることが一体どういうことなのか、表現とは何なのか...など、
作品鑑賞の経験や与えられた情報からたくさんのことを考えることができます。
その考えたことを誰かと話すことによって、自分の言葉で語ったり、考える楽しさがあります。
作品を作る方は、どのような点が自分の表現と異なるか、といったことを考えても楽しいですね。
また、大抵の現代美術には文脈があります。
どのような美術表現・芸術の歴史をふまえて作られているか、といったことです。
例えば、今回のダン・フレイヴィンはミニマルアートの文脈で語られています。
ここでミニマルアートとは何だろう?と思い、調べることによって、異なる視点からダン・フレイヴィンの作品を鑑賞していくことができます。
これらは鑑賞方法の一面にしかすぎず、たくさんの見方、楽しみ方があるのが現代美術です。
そして、より多くの展覧会を見て考えたり感じたりすることが、先端芸術表現科を受験する上での大きな力になりますし、入学後にも必ず活きてきます。
先端芸術表現科の面接では、「昨年見て印象に残っている展覧会はありますか?」といった質問を受けることもあります。
そのため御茶の水美術学院では、より多くの展示を鑑賞し、ディスカッションをする場を設けています。
4月から御茶の水美術学院 先端芸術表現科コースの新学期が始まります。
いつでも見学・面談可能ですので、お気軽にお越しください。