MENU CLOSE
  1. HOME
  2. 御茶の水美術学院について
  3. 合格者インタビュー
  4. 2017 東京藝術大学 デザイン科 合格者インタビュー4

2017 東京藝術大学 デザイン科 合格者インタビュー4

  • #2017
  • #デザイン科
  • #東京芸術大学

2017藝大デザイン科合格_隆さんの石膏デッサン

2017藝大デザイン科合格_隆さんの色彩構成

今年度、東京藝術大学デザイン科に合格した隆アリアさんのインタビューです。

インタビュアー
受験生活の中でどのような事を意識していましたか?
隆さん
毎回の課題に目標を持って、その都度反省するようにしていました。
また、私は一般大も併願していたので、あくまでも芸大のために浪人しているということを忘れないよう、学科と実技の力量配分に気をつけていました。
インタビュアー
芸大デザイン以外に一般大学を併願とありますが、どの大学ですか?
隆さん
早稲田大学です。教育学部地理歴史専修に合格しました。
インタビュアー
御茶美での学びで特長のようなものはありますか?
隆さん
御茶美は良い作品を作るための本質的なことを、分かりやすく論理的に教えてもらえるので、とても良かったです。
他予備校で指摘されても意味が分かっていなかったことが、全て理解できるようになりました。
インタビュアー
あなたにとっての浪人生活はどのようなものでしたか?
隆さん
今までで一番自分の内面と向き合った時間でした。
受験作品への取り組み方や内容の分析を通して、意識していなかった自分の性格までも知り得た気がします(笑)。
インタビュアー
学科対策はどんな方法でやっていましたか?
隆さん
一般大を併願していたので、平日一日3〜6時間、休日10時間程度勉強していました。
センター対策は、基本を一通り終わらせた後にひたすら問題演習をして、解くスピードを上げる練習をしていました。
インタビュアー
日頃の実技制作中に気を付けていたことはありますか?
隆さん

≪石膏デッサン≫
どんなデッサンにしたいのか、のイメージを持って描くようにしていました。
例えば私の場合、「かっこいいデッサンを描きたい」と思って像を見ると、普通に見た時よりも像のかっこいい所(光や佇まいなど)を多く見つけることができました。

隆さんの石膏デッサン


≪平面構成≫
制作枚数を重ねるにつれ、自分の得意な表現方法を分析していき、どんな課題が来ても自分の得意な表現に持っていけるよう練習しました。

隆さんの色彩構成


≪立体構成≫
立体は得意ではなかったので、とにかく「わかりやすさ」「課題にきちんと答える」この当たり前に思える二点を徹底して精度高く仕上げることを意識していました。
インタビュアー
試験を終えたときに手ごたえはありましたか?
隆さん
試験を終えた後は、どれも普通すぎて面白くなくて選ばれないかな〜と完全にダメだと思っていました(笑)。
今思えば、本番をどれも普通(≒大きな失敗をせず)にこなすことは大事だったのかもしれないなと感じています。
インタビュアー
試験本番で成功できた要因は何ですか?
隆さん
浪人中に自分の得意なことを分析していて、本番でそれを出せたことだと思います。
現役で落ちた時は、「出来ないこと」は分かっていても「出来ること」をきちんと分かっていなかったので、結局本番で無茶なことをしてしまい失敗しました。
自分は何が得意なのか、を分かっていることが重要だと思います。
インタビュアー
受験時代に成長出来たきっかけを聞かせてください。
隆さん
私は静物が本当に苦手で嫌いだったのですが、鞄のデッサンに本気で取り組んだ後は石膏像の見方も変わってデッサンの転機になりました。
また、友人のかっこいいデッサンにとても感銘を受けて、自分もこんな風に描けるようになりたいという目標が出来てから上達スピードが上がりました。
インタビュアー
受験時代のつらいエピソードを聞かせてください。
隆さん
浪人の初めはモチベーションが上がらず辛かったです。
また、学科勉強との両立も体力的に辛いところがありました。
それでも、とりあえず休まずに毎日通うことは私の場合大切だったと思います。
もちろん目標は芸大合格でしたが、それだけでは漠然としすぎてモチベーションが上がりにくかったので、日々に小さな目標を立てるようにするとやる気が出て来ました。
小さな目標をクリアしていくことで達成感も得られました。
インタビュアー
実技上達の為に実践していた事はありますか?
隆さん
描写力は日々の課題で上げられると思い、自主的には「考え方の練習」をしていました。
様々な課題をどう自分の得意な方法で処理するか、エスキースで考えていました。
インタビュアー
大学生活では何をしたいですか?(学びたいこと、興味のある事、など)
隆さん
私はプロダクトを学びたいと思っています。
その他にも、大学生活をしていく中で色々なものに触れて、興味のある分野を広げていきたいです。
さらに語学をしっかり勉強して、海外に行きたいです。

隆さんありがとうございました。

DATA

2017年度 芸大デザインコース合格実績

東京藝術大学 デザイン科 30名合格≪定員45名≫(現役8名)