2017 東京藝術大学 デザイン科 合格者インタビュー6
今年度、東京藝術大学デザイン科に現役合格をした小林寛さんのインタビューです。
- インタビュアー
- 受験生活の中でどのような事を意識していましたか?
- 小林さん
- 予備校をなるべく休まないこと、食事と睡眠を何よりも優先させること、実技について考える時間を取ること、です。
- インタビュアー
- 予備校と高校の生活を両立するうえでのコツはありましたか?
- 小林さん
- 高校とお茶美の間の時間を、休むなら休む、勉強するなら勉強する、と有効に活用することです。
- インタビュアー
- 学科対策はどんな方法でやっていましたか?
- 小林さん
- 国語は、センター試験の過去問を直前にやりました。三科目の中では一番苦手で、あまりやりませんでした。
英語は、単語を早いうちから始めました。
苦手だった文法を中心に、毎日少しでも触れるようにしました。
倫理は、読み物系の参考書を毎日少しずつ読んでいました。
得意科目だったので、少しでも伸ばせるように、一番時間をかけました。
第三科目は結構重要なので慎重に選んだほうがいいです。 - インタビュアー
- 芸大デザイン以外に合格した大学と専攻をすべて教えてください。
- 小林さん
- 武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科、多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科です。
- インタビュアー
- 日頃の実技制作中に気を付けていたことはありますか?
- 小林さん
≪デッサン≫
細かいところも妥協しないで、しっかり観察すること。
小林さんの構成デッサン
≪色彩構成≫
画面が寂しくなっていないかということ、やりきれているかということ、実現可能かということに気をつけていました。
小林さんの色彩構成
≪立体≫
形が面白いかということ、実現可能かということに気をつけていました。- インタビュアー
- 試験を終えたときに手ごたえはありましたか?
- 小林さん
- デッサン、平面は手応えがありました。
立体では少し答え方が弱いと感じたので不安がありました。
全体で見ると本当にわからないな、と感じていました。 - インタビュアー
- 試験本番で成功できた要因は何ですか?
- 小林さん
- 答え方がいいかどうかと、実現可能かどうか、ということを冷静に判断できたことだと思います。
立体は途中で変えたのですが、初めに考えていたもので進めていたら、多分まともな作品にならなかったと思います。
答え方が多少弱くても、クオリティ高いものに仕上げることができたのがよかったのかなと思います。 - インタビュアー
- 受験時代に成長出来たきっかけを聞かせてください。
- 小林さん
- とにかくやってみたい構成や技法をどんどん試すこと。
夜間部は課題数が少ないので、失敗してもいいから新しいことに挑戦しないと表現の幅が広がらないな、と思い色々試しました。
本番も、一度やったことのある表現を使ったので、あの時試しておいてよかったな、と感じることができました。 - インタビュアー
- 受験時代のつらいエピソードを聞かせてください。
- 小林さん
- 連続していい結果が出ないことが一番辛かったです。
冬休みに体調を崩した時にはかなり不安になりましたが、あまり考えすぎずに休むべきだったと思います。 - インタビュアー
- 実技上達の為に実践していた事はありますか?
- 小林さん
- お茶美の制作以外の時間に、いつも実技について考えていたことが一番上達につながったと思います。
自分や他人の作品を分析している時間で、かなり成長できていると思います。 - インタビュアー
- 大学生活では何をしたいですか?
- 小林さん
- 現在興味があるのはグラフィックデザインですが、まだまだ知らないことがたくさんあるので、大学で色々なことに触れて本当にやりたいことを見つけたいです。
小林さんありがとうございました。
東京藝術大学 デザイン科 合格者インタビュー
DATA
2017年度 芸大デザインコース合格実績
東京藝術大学 デザイン科 30名合格≪定員45名≫(現役8名)