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カテゴリー: NEWS

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2017 筑波大学 デザイン専攻 合格者インタビュー1

筑波大学_合格再現_デッサン_B3_2時間筑波大学_合格再現_デザイン課題_A3_4時間土日美術系受験科(略して美受) 担任の清水です。筑波大学 芸術専門学群 デザイン専攻に1浪で合格した学生 鈴木琢己くんにインタビューを行いました。学科の勉強の仕方や実技の取り組み方、Ochabi以外でやっていた事などを話してくれているので、参考になることも多いかと思います。インタビュアー受験生活で意識したことは何ですか?鈴木くん実技試験と学科の両立でした。筑波大の入試は学科と実技の点数比が1:1(どちらも700点満点)なので、どちらかで失敗すると合格の可能性が低くなってしまうと思い、どっちも頑張ろうと心がけていました。インタビュアー学科の勉強方法について工夫したところは?鈴木くんひたすら苦手科目を勉強して、飽きたら好きな科目もやるという風に、自分に対して飴と鞭でモチベーションを保つようにしていました。インタビュアー日頃実技で気を付けていたことは何ですか?鈴木くん楽しめないと実技が辛くなるので、楽しくやろう!楽しいことを考えよう!といつも心がけていました。インタビュアー試験を終えての手応えは?鈴木くん試験を終えたときは「やり切った!」という思いがとても強かったです。練習ではデザイン課題の画面が楽しくなさそうに見えることが多かったのですが、本番ではそこを改善出来て楽しそうな画面を作ることが出来たのが良かったなと思います。インタビュアー試験本番で成功できた要因は何ですか?鈴木くんお茶美での入試対策で、自分の力を伸ばせたからだと思います。入試直前に講評ノート(日々の制作でのアドバイスをまとめたノート)を読んで、自分の得意な部分や弱点を改めて知ることが出来ました。不安だった気持ちが講評ノートを読んで、こんなにも頑張ってきたんだから大丈夫だ、と思うことが出来ました。インタビュアー成長できたきっかけは何だと思いますか?鈴木くんライバルを作ることです!負けたくない!と言う気持ちが自分を大きく成長できた要因だと思います。インタビュアー受験期の辛いエピソードを教えてください。鈴木くん浪人生なのでもう後がないぞ、という気持ちで切羽詰まっていて、毎日が不安でいっぱいでした。その不安を少しでも和らげるために、なるべく人とのコミュニケーションを大切にしていました。インタビュアー実技上達のために実践したことは何ですか?鈴木くん筑波大学デザイン専攻の入試は、今までに無かった楽しいデザインを考えられる人が求められているので、いろいろなモノに目を向けて、面白い発見が出来るようにしていました。デザイン系の様々な展覧会に足を運ぶことで、好きなデザインやデザイナーが見つかり、そこからいろいろなアイデアが広がっていきました。インタビュアー鈴木くんにとって夏期講習はどんな役割でしたか?鈴木くん学科も実技も夏期講習がとても重要な時期だと思います。美受では連続して実技対策を出来るのが講習だけなので、1日1日を無駄にしないように気を付けていました。現役浪人を通して夏期講習が自分にとってのターニングポイントだったように思います。インタビュアー入学してからの大学の印象は?鈴木くん良くも悪くもまじめな大学だと思います。指導されながら作るのではなく、自分で調べたりしなくてはならないので、行動力は自然と身につくなと思います。友達と情報を共有して、一緒に制作していくのは楽しいです。その中でライバル意識をもって課題をやっていく人が上に行く人だと思います。筑波大芸術専門学群はとても楽しい場所です。来年またオチャビから沢山の新入生が来てくれるのを待っています。筑波大学_合格再現_デザイン課題_A3_4時間筑波大学_合格再現_デッサン_B3_2時間デザイン課題_1_A3_4時間デザイン課題_2_A3_4時間デザイン課題_3_A3_4時間デザイン課題_4_A3_4時間デッサン_1_B3_2時間デッサン_2_B3_2時間静物デッサン_1_B3_6時間静物デッサン_2_B3_6時間静物デッサン_3_B3_6時間静物デッサン_4_B3_6時間筑波大学 デザイン専攻 合格再現解説はこちら鈴木くんありがとうございました!鈴木くんの作品はこちら筑波大学 デザイン専攻 合格者インタビュー2017 合格者インタビュー2筑波大学 構成専攻 合格者インタビュー2016 合格者インタビューDATA2017年度 土日美術系受験科 筑波大クラス 合格実績筑波大学芸術専門学群 11名合格コースを探す

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2017 東京藝術大学 デザイン科 合格者インタビュー3

2017藝大デザイン科合格_田口さんのデッサン2017藝大デザイン科合格_田口さんの色彩構成2017藝大デザイン科合格_田口さんの立体構成今年度、東京藝術大学デザイン科に現役合格した田口梨野さんのインタビューです。インタビュアー受験生活の中でどのような事を意識していましたか?田口さん日常のなかで好きなデザインを見つけてみたり、たまに自分の作品を見返して定期的に反省していました。でもやっぱり1番は体調管理を気をつけていました。インタビュアー予備校と高校の生活を両立するうえでのコツはありましたか?田口さん私の場合お茶美を優先して生活していたので、高校は絵のことよりも友達との楽しいおしゃべりでストレスを発散する場にしていました。基本的に、学校よりもお茶美での時間を大切に過ごしていました。インタビュアー学科対策はどんな方法でやっていましたか?田口さん塾に行く時間がなかったので、お茶美が終わった後にカフェで一、二時間ぐらい勉強したり、電車での移動時間によく勉強していました。インタビュアー日頃の実技制作中に気を付けていたことはありますか?田口さん≪デッサン≫前のデッサンで言われたことを書いてある講評ノートを見返して確認して、毎回毎回1つずつ気にできることを増やしていきました。田口さんのデッサン≪色彩構成≫途中で迷ってもやり切って見えるように、描きながら調整していました。最後にそれが正解に見えればいいということをよく意識していました。田口さんの色彩構成≪立体≫精度を第一に考えていました。どんなにおもしろい立体でも精度が低いと面白くなくなってしまうので、有機的な立体でもしっかりと面を考えて制作していました。田口さんの立体構成≪色彩/立体両方に意識していたこと≫テーマが出た場合、『共感』を大事にしていました。私の作品を見て、あぁーー!わかるー!この感じ!!となってもらえるように客観視することを意識していました。インタビュアー試験を終えたときに手ごたえはありましたか?田口さんデッサンは藝大の紙が自分に合わなくて途中でもやもやして、全力を出すことはできませんでしたが、2次課題は、これで落ちたら悔いはないと思えるくらい全力を出しきれた感じでした。インタビュアー試験本番で成功できた要因は何ですか?田口さん落ち着くことと、周りをよくみることだと思います。周りを見ると自分が課題違反していることに気付けたり、自分が想像できなかった作品を見れたりして、そこからさらに新しいアイデアが浮かぶこともあると思います。「自分は絶対受かるんだ」としっかり意識して、一人の時に口に出すこともしていました。インタビュアー受験時代に成長出来たきっかけを聞かせてください。田口さん私が高校二年生の時にデッサンが描けなかったり、上手くいかなくなるスランプに陥ったとき、ある先生に『大きく飛ぶ前は一回しゃがむんだよ』と言われ、それからは上手くいかなくても、「今はしゃがんでいる時期なんだ。これを越えればおおきく飛べる!」と思って乗り越えられるようになりました。インタビュアー受験時代のつらいエピソードを聞かせてください。田口さん描けない時とか、なんでこんなに上手くいかないんだろう、って思う時はとても辛かったです。後から入ってきた人がどんどん上手くなっていって、自分だけ置いていかれている感覚を感じたりしていました。でも、今思えばそれも刺激になって自分を成長させる要因になっていたと思います。。インタビュアー実技上達の為に実践していた事はありますか?田口さん休まずお茶美に来ることです。上手くいかない時にお茶美を休んだりするのも気分転換として良いと思いますが、私の場合お茶美に休まず来て、描き方を忘れないように描き続けないとっていう義務感がありました(^^;他にも残れる日はお茶美に残って描けないモチーフの練習したり、作品に対して不安や疑問に思うことは解消するように意識してました。インタビュアー大学生活では何をしたいですか?(学びたいこと、興味のある事、など)田口さん私の知らないデザインの実態とか、いろんなヒト、モノ、コトと関わって自分の世界や知識を広げたいです。田口さんありがとうございました。田口さんの作品はこちら東京藝術大学 デザイン科 合格者インタビュー2017 合格者インタビュー12017 合格者インタビュー22017 合格者インタビュー42017 合格者インタビュー52017 合格者インタビュー62017 合格者インタビュー7DATA2017年度 芸大デザインコース合格実績東京藝術大学 デザイン科 30名合格≪定員45名≫(現役8名)コースを探す

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合格者数 全国1位 -武蔵美 空間演出デザイン学科について-

合格者数 全国1位-武蔵美 空間演出デザイン学科について-     こんにちは。私大デザインコース担任の木原です。私立の美術大学のデザイン科には、幅広い分野と専門的に学ぶ学科がたくさんあります。その中で、今回は近年受験者数が激増している武蔵美の『空間演出デザイン学科』にフィーチャーしたいと思います。空間演出デザイン学科(以下空デ)の特色として、舞台、ディスプレイ、ファッション、インテリアなど志望するコースはさまざまですが、全てにおいて共通することは空間をデザインしていくことです。空間?を??そうです、空間です。形あるモノをデザインしていく上で、常に一緒に考えていかなければならないワードです。「空間」と言われて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?すき間、光、影、宇宙、居心地、広い、雰囲気、、、密室?におい??、、、などなど連想も妄想も広がっていくワードであると思います。そして、それらすべて、正解です◎空間には形がありません。でも形をつくることもできます。色を与えることもできます。音を響かせることもできます。そしてそれらにその場に見えないけれど何かを想い、感じさせることもできます。2017年度のデザイン入試において「水の入ったペットボトル」がモチーフとして出題されました。多くの受験生にとって水や透明なものは、デッサンでも色彩構成でも苦手なモチーフベスト3に入るくらいの素材だと思います。なぜならば、「透明なものを黒くできないじゃん、歪んだ表情の形がよく分からない、細かい、面倒くさい」     そんな心の声をよく耳にします。苦手な人は、モチーフの特性や効果をうまく見抜けていない人が多いです。真っ向から描こうとしても難易度はあがるばかりです。そこでさきほどの「空間」を思い出してほしいのです。「空間」にはいろいろな利用方法があります。また、透明な水にも「空間」を利用することで彩りを与えることができます。整理すると、『どういう効果を使ってどう見せていくか』が鍵になるのです。モチーフを細密に描写しなきゃいけないのでは?という概念をまず外し、どんな空間を表現していくか?に意識をスイッチして欲しいのです。私たちは学生によく、「監督になるのだ!」と指導します。どういうストーリー(脚本、テーマ)で、どのシーンを切り取り(アングル、構図)、どの照明(方向、強さ、色)をあて、演出してみせるか。そう考えていくとワクワクしてきますよね?2017_武蔵野美術大学_空間演出デザイン学科_入試再現_デザイン課題_150点(満点)作品これは2017年度入試でデザイン150点(満点)をもらった作品です。大胆な演出で素敵です◎渡されたモチーフをどんな世界に放り込めるのか、そんな課題やトレーニングを夏期講習でもしていきます。ご参加お待ちしています!2017 夏期講習について2017 夏期講習 私大デザイン立体系コースのお申込みはこちら 私大デザインコースについて

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【東京学芸大A類】【女子美アートデザイン表現学科】 入試課題 -想定デッサン-

【学芸大A類】【女子美アートデザイン表現学科】入試課題  -想定デッサン-土日美術系受験科(略して 美受)担任の清水です。芸大美大受験では基礎的な実力を見る為に、デッサンの出題が多くあります。その中で、【東京学芸大学 A類】は少し変わっているので、紹介したいと思います。2017年度の試験では、“折り畳み式の鏡”がモチーフとして出されました。そして課題文は『与えられたモチーフをもとに自由に想定してデッサンしなさい。』でした。この『自由に想定して』がちょっと他とは違うところ。美受では『想定デッサン』や『イメージデッサン』と言っています。(このような課題は、【女子美術大学 アートデザイン表現学科】でも出題されます)ただ描くのでは無く、モチーフからイメージを膨らませ、どんな世界観にしていくか、発想力も見られる課題です。その世界観が、他者にしっかりと伝わるように描かなくてはなりません。そこで、練習として初めは静物デッサンを描いて、モチーフの形の捉え方、光の当たり方、影のでき方、パース(空間感)についてなど、まずはデッサンの基礎を学びます。静物デッサン_1静物デッサン_2何枚か静物デッサンを描いた後に、入試と同様に一つのモチーフで課題を出します。その時も、まずは単体をしっかりとデッサンします。その後に、同様のモチーフで想定デッサンを行います。ただ何となく始めるのではなく、“エスキース”という下書きをして、そこでしっかりとイメージを掴んでから描いていきます。エスキースの段階で何をどこに配置すれば良いのか、モチーフ以外に書く必要があるものは何か、光の設定はどうしたらいいのか、などを考えておきます。そして実際にデッサンします。自然物や人工物、金属などの固いものや柔らかなモチーフなど、多種のモチーフを描いて課題に対応できる力をつけていきます。まだ1度もやったことのない人は、美術系受験科の夏期講習『学芸・国公立大コース』もしくは『私立美大コース』がお勧めです!ご参加お待ちしています!想定デッサン_1想定デッサン_2想定デッサン_3想定デッサン_4想定デッサン_5想定デッサン_6想定デッサン_72017 夏期講習について2017 夏期講習 美術系受験科のお申込みはこちら土日美術系受験科についてコース別無料体験 土日美術系受験科 について

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彫刻科 「手」を解剖学的に理解する

彫刻科「手」を解剖学的に理解する彫刻科講師の内藤です。土曜日に実施している公開講習「芸大彫刻科実践講習」の授業内容についてです。今回の芸大彫刻科実践講習では、「手」を解剖学的に理解していく事を目的に制作しました。実際に骨や筋肉の形を作ることで、表層部に出てくる形態の変化をより深く洞察出来るはずです。①②①②資料をもとに骨の大きさ、比率を測り、針金で芯の部分を作ります。この時、前腕、手首、手の甲、指の長さを曖昧にせず、動きにあわせて関節部を曲げて行きます。③手首から指先にかけて骨を形作ります。骨の反りやひねりを立体的に作っていきます。使用する石粉粘土は、水粘土と違って粘土同士馴染みが悪ので、水を加えながら押しつけるように付けて行きます。④前腕骨(橈骨/尺骨)から指先までの骨格が出来ました。⑤筋肉を付けて行きます。骨と区別するために、粘土に絵具を混ぜて練り込みます。イメージした色になったところで筋肉を付けていくわけですが、複数の重なり合った筋肉を立体的に表現するには、日頃の素描や塑造の基礎力が必要です。⑥腱が筋肉を覆います。筋肉のあとは腱です。指を支え、曲がる方向を決める大切な部品です。どこから繋がっているのか、良く観て作っていきます。⑦表層が部分的に付いて来て、断面解剖標本のような形に仕上がってきました。今回は構造と表層の関係が見えるものになりましたが、面白い彫刻作品です。以上のような経験を通して、人の動きや現象を分析する力を鍛えて行きます。「芸大彫刻科実践講習」では、受験課題を解析し、実践的に効果が現れる内容で授業を実施します。2学期も新たな課題を用意しています。是非挑戦してみてはいかがでしょうか。-彫刻科 夏期講習 デモンストレーションのお知らせ-今年も夏期講習期間中に現役藝大生を呼んで、実技のデモンストレーションを行います。合格者の実力に直に接することのできる、またとないチャンスです。日程は、中期の8月7日(月)、8月10日(木)、後期の8月22日(火)の3日間を予定しています。※課題、内容、日程は変更する場合がございます。ご了承ください。 2017 夏期講習について2017 夏期講習 彫刻科のお申込みはこちら彫刻科についてコース別無料体験 彫刻科 について

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東京藝術大学 建築科 -センター試験は何割?実技は?-

東京藝術大学 建築科 -センター試験は何割?実技は?-こんにちは!建築科です。当校のYoutubeチャンネルにアップロードされている動画のコメント欄に、建築科について幾つかご質問を頂いたのでお答えします。質問1.”今、高校3年で地方公立高校に通っている男子です。自分は理系で、今、第一志望を東京藝術大学の建築科にしてます。地方の画塾に通っているのですが、そこの画塾の先生が東京藝術大学の建築科のことをあまり詳しく知らないようなのです。ここで質問なのですが、ざっくりいうと東京藝術大学の建築科に入るにはどのようなことをすればいいでしょうか。かなりアバウトな質問の仕方ですみません。もうひとつは、センター試験ではどの程度得点できればいいでしょうか。あまり勉学は得意な方ではないです。かなり文章かぐちゃぐちゃになってしまいましたが、よろしくお願いします。長文すみません”質問2.”質問がざっくりなのですみません。東京藝術大学の建築科について詳しく教えてほしいです。入試のことや芸大建築科の雰囲気など先生から教えてもらえないのでお願いします。質問がざっくりですみません。よろしくお願いします。”質問3.”建築学科について詳しくお願いいたします”上記3つの質問について、あわせてお答えさせていただきます。東京藝術大学の建築科に入るための入試では、文章や図面で記された図形を認識し、立体的に描き起こす『空間構成』と、テーマに対し、絵と文章を用いて構想した空間の提案をする『総合表現』の2課題が課せられます。どちらも透視図法を理解し、多様な視点からの描写を自在に操ることが必要となるので、オチャビではデッサンや室内写生、校外スケッチを通し、基礎となる描写力を養います。また『総合表現』では、テーマに対してどのように考えどんな空間を提案するか、という発想力、それを魅力的に相手に伝えるプレゼンテーション力も重要となるため、授業の中で講師や他の生徒と様々なトピックスについて意見を交わし、互いの考えを批評し合うことを行います。こうして、自分の考えを秩序立てて相手に伝える力を身につけていきます。センター試験で必要な点数についてですが、理想を言えば8割以上です。ただし、描写力・発想力・プレゼンテーション力全てが抜群に評価された場合に、センター試験4割台でも合格したという人も聞いたことがあります。センター試験の点数が取れないから芸大を諦める、というのは勿体無いと思いますが、実技試験の負担を少しでも減らせるよう、勉強は早い時期から対策しておくことをお勧めします。合格者の平均点は7割後半だと思います。地方の画塾に通われているそうなので、基礎的な描写力はデッサンを通じて学んでくれていると思いますが、芸大を目指す上で、授業でやっている内容が問題ないかということや、自分の描写力が芸大に受かる人たちと比べ、どの程度のレベルにいるのかなど、わからないことが多く、不安もあるかと思います。オチャビでは夏期講習で今年芸大に合格した学生を呼び、デモンストレーションをしてもらう授業も予定しているので、そういった不安を解消する上でも是非受講をご検討いただければと思います。私も地方で画塾に通いつつ、長期休みには東京の予備校に出てきて東京芸大に合格しました。みなさんの芸大受験を応援しています。頑張って下さい。2017 夏期講習について2017 夏期講習 建築科のお申込みはこちら建築科についてコース別無料体験 建築科 について

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映像科 感覚テストってなに?

映像科感覚テストってなに?     こんにちは。OCHABI映像科担任の渡辺です。映像の道を目指している受験生のみなさんへ、映像科の講師をしてるとよく聞かれる、「感覚テストってなに?」という疑問について答えたいと思います。「感覚テスト」とは武蔵野美術大学映像学科が行なっている入試の形態です。これは絵と文章で解答するものです。今回はちょっと見るだけでは分からない「感覚テスト」の謎を、その内容において説明します。まずは試験文を見てみましょう。ムサビ(武蔵野美術大学)が公表している入試試験問題の映像学科 一般入学試験 p.59の頁には、次のようにあります。p.59の頁例年、「この時が永遠に続くと思われた」が変わり、「下記の文章から想起される場所のイメージ、あるいは出来事のイメージを解答欄に絵と文章で表現しなさい。」という部分が2010年から変わらず、続いて出題されています。場所のイメージ、出来事のイメージってなんだろう?場所も分かります。出来事も分かります。それらのイメージ、というところが漠然としていてわかりにくくありませんか?イメージという言葉の意味は「心の中に思い受かべる物体や出来事や情景。心情。」ということです。そして、この感覚テストのような、人に見せる表現において大事なことは、「誰の心情なのか決めて描く」ということです。10年以上感覚テストの対策をしてきて、私たちはそのように考えています。誰の心なのか?ムサビが評価している合格作品から分析してみましょう。前述の入試試験問題に戻って、p.60 – p.63の参考作品の一番目と二番目の作品を分析してみます。p.60 – p.63作品1<絵>満月の夜・一面のすすき野原<文章>一番目は病院のベッドの上で「その時」を待っている「私」が「じっとその時を待つのは嫌だった。キレイな景色が見たかった」というところから、「どこまでも続くススキ畑」に場所が移動し、「私」がそこで見た光景が、主人公の独白によって語られます。そして最後に「私」の「視界が真っ白になってしまった」というところで、当初伏せられていた「その時」は「私の失明」だったのだということが分かり、これは失明する過程を描いた話なんだ、ということが読み手に伝わります。文章は「私の中で失明はとてもはかなく、とても魅力的なものだった」と結んで終わります。作品2<絵>夜明け・オフィス街のビル群を高台のベンチに座って眺める二人<文章>二番目は、認知症の母親の世話をしてる「私」がコンビニのアメ袋を見ながら、小さい頃テストでいい点を取ると、厳しい母親がご褒美にアメをくれたことを思い出しているところから話が始まります。「私」はバイトの夜勤明け、母親にせがまれ散歩に連れ出します。街が一望できる高台へ舞台は移動し、そこから見えるオフィス街のビル群に対して「私」は「まぶしい」と思い、「社会にとり残されたような感情が胸のなかに渦巻く。私は空に向かってため息をついた」と語られているところから、「私」が今の自分に対して感じている心情が伝わって来ます。そんな「私」に対して、ふいに母親が「私」の名前を呼び、「がんばったご褒美」と言って、「私」にアメ玉を渡して来ます。「茫然」としながら、懐かしい少年時代を思い出します。最後に「しっかり街を見つめ」「私」は母親とともに帰路につくところでお話は終わります。「主人公」という存在両作品とも、全く違う存在ですが「私」がいます。その私という視点から、場所や出来事のイメージが語られています。物語の用語でこの「私」を主人公と呼びます。この主人公を決めることが、イメージを表現するときにともて大切なのです。「当たり前だよ」と思われる方がいらっしゃると思います。そうなんです。とても当たり前のことなんですが、やってみると簡単なことではないことに気がつきます。作品1の「私」は病院のベッドの上でじっと“その時”を待つのは嫌な人物です。作品2の「私」は認知症の母親の世話とアルバイト生活で、社会に取り残されたようなもやもやとした感情を抱えている人物です。結果だけみると簡単ですが、ここに至るまでの決定プロセスがしっかりあったことが伺えます。「主人公」の心情を描くには?では、主人公の心情(イメージ)を効果的に描くということはどういうことでしょうか?それは、心情の変化を起こさせることです。心情(イメージ)の変化によって、その輪郭がはっきり見え、人に伝わるのです。今回、真面目に説明して長くなっていますが、イラストで表現するとこんな感じです。この「主人公」の心情の変化(イメージ)を文章で表現し、絵でハイライトを切り取り描くというのが『感覚テスト』なのです。いわゆる、これが物語と言われるものなのですが、入試試験では場所のイメージ、出来事のイメージと言っているんですね。夏期講習で私たち映像科は、この「主人公」の心情(イメージ)の変化を描けるようになるよう、小さくステップを分けて指導します。夏休みという時間を使って、一緒に物語を作ってみませんか?なにか聞いてみたいことがあったら、お気軽にOCHABIまでご質問ください。感覚テスト_作品例2017 夏期講習について2017 夏期講習 映像科のお申込みはこちら 映像科についてコース別無料体験 映像科 について

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筑波大学 デザイン専攻 合格再現解説 デザイン1【情報デザイン・プロダクトデザイン】

筑波大学 デザイン専攻 合格再現解説 デザイン1【情報デザイン・プロダクトデザイン】土日美術系受験科(略して 美受)担任の清水です。今回は、2017年度筑波大学へ入学した学生の合格再現作品を掲載したいと思います。試験課題は以下の通りです。筑波大学芸術専門学群個別学力検査等 前期日程 実技検査問題実技検査科目 デザイン1(情報デザイン領域・プロダクトデザイン領域) <問題>人間の生活における睡眠の重要性が注目されています。短時間の昼寝を行う状況を想定し、次の1-2の設問に答えなさい。1.短時間の昼寝を心地よくおこなうための状況や条件について、図、絵や文を用いて説明しなさい。2.1を快適に行う道具やシステムを考え、図、絵や文を用いて説明しなさい。筑波大学_デザイン課題_合格再現_1筑波大学_デザイン課題_合格再現_2エスキース_01エスキース_021枚目と2枚目の画像が、実際の合格作品の再現です。エスキース01・02は、試験中に学生が作品を作るために、考えをまとめたものです。作品は本当にあったらいいな~と思えるモノです。これは学生向けとして考えていますが、仕事をしている私も是非欲しいですね!!ロッカーとハンモックを1つにしたのが面白いです。この作品はアイデアだけではなく、画面の見やすさが凄くいいです!まず、イラストを見ただけで伝えたいことがよくわかる構成になっていて、そこで見る人を引き付け、その後に詳しい内容を文字情報で補っています。とてもよく考えられていますね。イラストの上手さもポイントです!想像で描いた作品ですが、パースが整っていて見やすい。さらに色鉛筆の使い方も巧みです。単色の濃淡だけでなく、緑色と黄色を上手く使うことで彩度の高いグラデーションが画面を引き立てています!!作者は普段からイラストがとても上手で、鉛筆デッサンでも美受筑波大クラスで常に上位のデッサン力を持っていました。デッサン力をいかして人気私立美大にも合格しています。試験直前では、そのデッサン力・イラストの力を生かすための構成力を鍛えることを心がけていました。エスキースにも注目して欲しいのですが、アイデアを複数出してその中から良いのを選んでいます。それもあまり出しすぎないのが上手い!さらに、自分の出したアイデアに微妙に突っ込みをいれて、それを克服するためのアイデアを考えていることで、作品の説得力が増しています。授業で伝えている、この課題を制作するときのポイント①アイデア出し練習少しくらい突拍子もないアイデアでも、出すようにアドバイスします。そのあとで、それを実現するためにはどうすれば良いかを考えていけばよいのです。小さくまとまらないようにするのが大事です。②画面の見せ方の練習既存のアイテムの新しい使い方を考え、そのプレゼンボードを作ります。そうすることで、構図やイラストの練習に集中することが出来ます。③普段からの情報集め自分の好きなデザインのモノ・アイテムなどを収集してもらいます。意外と知らない自分のこだわりポイントを知るためです。夏期講習では特に①②を中心にやります。筑波でプロダクトデザインを学びたい人はチャレンジしてみてください!!!2017 夏期講習について2017 夏期講習 美術系受験科のお申込みはこちら土日美術系受験科についてコース別無料体験 土日美術系受験科 について

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工芸コース 夏期講習 デモンストレーション

工芸コース 夏期講習 デモンストレーション---昨年度 東京藝術大学 8名合格 全国1位---工芸コース担任の卯月です。夏期講習中、中期、後期それぞれに、3回ほどデモンストレーション(デッサン、平面、立体)を予定しています。そして、そのデモンストレーションの作品制作プロセスを編集して受講生に配布予定です。直に見た作品制作のプロセスを、自身の制作のヒントに役立ててください。制作プロセス集中期初日には、以下に掲載している入試再現作品の制作者に、平面のデモンストレーションをしてもらう予定です。こちらの作者はいつも独特の発想を持ちながら、迫力のある作品作りをしていました。入試再現作品_1入試再現作品_1の拡大〈茎部分〉 入試再現作品講評中央にアネモネを大胆に配し、さわやかな印象の画面になっている。花のポージングも見栄えが良い。構成は横長の画面をバッテンにクロスさせるようにモチーフを並べ、主役のアネモネに視点が集中する様にしてある。大胆な構成と繊細な表現、色彩の綺麗さがとても良い。また、アネモネの茎のうぶ毛も表現されていて、観察の行き届いた好感の持てる作品です。夏期講習では、試験本番で評価される、大切なポイントをおさえた指導で短期間の実力向上を目指していきます!!夏期講習へのご参加、お待ちしております!2017 夏期講習について工芸コースについて

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2017 東京藝術大学 デザイン科 合格者インタビュー2

2017藝大デザイン科合格_八武崎さんの色彩構成2017藝大デザイン科合格_八武崎さんの立体構成今年度、東京藝術大学デザイン科に合格した八武崎凌平さんのインタビューです。インタビュアー受験生活の中でどのような事を意識していましたか?八武崎さん息抜きと集中してやる時のメリハリをつけていました。インタビュアーあなたにとっての浪人生活はどのようなものでしたか?八武崎さん辛い時も多かったですが、浪人友達が居たのでなんとかやってこれました。インタビュアー学科対策はどんな方法でやっていましたか?八武崎さん今期は入試直前しかやっていません。インタビュアー日頃の実技制作中に気を付けていたことはありますか?八武崎さん制作中にどんなに形又は構図に変更があっても、最初のエスキース(自分がやろうと決めたコンセプト、または芯)を決して曲げないこと。八武崎さんの色彩構成インタビュアー試験を終えたときに手ごたえはありましたか?八武崎さんそこそこありました。インタビュアー試験本番で成功できた要因は何ですか?八武崎さん本番は今までの自分の集大成を出す場だと思っていたので、自分の出来ることしかやらないと決めて臨んだことだと思います。インタビュアー受験時代に成長出来たきっかけを聞かせてください。八武崎さん講師の方のアドバイスで、自分の方向性を見いだせたのでそのおかげだと思います。インタビュアー受験時代のつらいエピソードを聞かせてください。八武崎さん自分の場合学科と違い、実技はやればやるだけ伸びるという感じではなかったので、OCHABIに毎日来て真面目にやっているのになかなか成績が伸びない時には、行くのが嫌になる時もありました。インタビュアー実技上達の為に実践していた事はありますか?八武崎さん受験課題以外のデザインを沢山観ることです。八武崎さんの立体構成インタビュアー大学生活では何をしたいですか?(学びたいこと、興味のある事、など)八武崎さん受験期とは違い、より自分の好きなモノをより自由に作れる状況になったと思うので、世の中に通用する自分の武器を見つけてそれを磨き上げたいです。八武崎さんありがとうございました。八武崎さんの作品はこちら東京藝術大学 デザイン科 合格者インタビュー2017 合格者インタビュー12017 合格者インタビュー32017 合格者インタビュー42017 合格者インタビュー52017 合格者インタビュー62017 合格者インタビュー7DATA2017年度 芸大デザインコース合格実績東京藝術大学 デザイン科 30名合格≪定員45名≫(現役8名)コースを探す