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カテゴリー: NEWS

武蔵野美術大学 映像学科 -感覚テスト対策 第2回-

武蔵野美術大学 映像学科 -感覚テスト対策 第2回-OCHABI映像科講師の渡辺です。今回は第1回に引き続き、ムサビの映像学科の実技試験・感覚テストについてどうやって対策していけばいいか、プロセスの一例を紹介したいと思います。第1回は「種を選ぶ」「種をまく」まででした。今回は「芽を育てる」からです。C.芽を育てる・読み手を意識して、自分の伝えたいことが伝わるように試行錯誤の段階です。・登場人物の設定や心の変化を意識するようになります。・レイアウトを工夫する意識が芽生えます。・カメラの視点を意識して、アングルを工夫した絵を描くようになります。・自分の力量を把握し出すので、資料を集めて描ける絵を増やしていきます。≪Cの時の作品の状態≫A-Cのプロセスを繰返し往復していくことが効果的です。沢山芽を育てることで、興味は広がっていきますよ。常に種探しモードの目になります。次回はこの育てた芽から入試に持っていく「作品の芽を選ぶ」です。ここからが肝心で、実践的な作業になっていきます! 映像科についてコース別無料体験 映像科 について

筑波大学 芸術専門学群 合格者 デッサン

筑波大学 芸術専門学群 合格者 デッサン美術系受験科(略して 美受) 主任の清水です。桜がきれいに咲いていますね。4月7日は筑波大学の入学式です。いよいよ新年度が始まります。今回は筑波大学 洋画専攻の現役合格者の作品。受験が終わってすぐに合格再現をしてもらいました。6時間 木炭デッサンです。モチーフは石膏像(アマゾン) 体にロープが巻かれているセッティングでした。途中経過の作品はこちら↓です。①10分経過。 像を大きく光と陰で捉えています。木炭の乗せ方もゆったりとしていていいです。②30分経過。 少しずつ具体的になってきました。しかし、無理に輪郭を引いていません。あくまでも光と陰で捉え、立体感・空間感を意識しています。少しガーゼなどを使い鈍い色を作りだしています。③1時間経過。 頭部と体で大きく色の差をつけています。この時点ではまだ形を直しつつ進めています。無理に急いで描いてはいません。④2時間経過。 全体の特に頭部と体の明るさの違いを意識しながら少しずつ描き進めています。⑤4時間経過。 細部の描き込みが進みました。細部の見え方のバランスを気にして描き進められています。とても冷静に描いています。⑥6時間経過。 完成です。木炭の浮いた調子を抑え、髪の毛や顔の表情。そして体に巻いているロープの固さまで描いています。常に全体の明暗や細部の見え方のバランスに気を付けながらかけていました。とても完成度の高いデッサンになりました。お見事です。力まずとても素直にモチーフを観察して描いていました。入試直前は毎回自分なりに木炭の使い方に工夫をしていました。とても努力家です。大学に行ってもその気持ちを忘れずに続ければ、きっといい作品が描けると思います。今後がとても楽しみです。 土日美術系受験科についてコース別無料体験 土日美術系受験科 について

武蔵野美術大学 映像学科 -感覚テスト対策 第1回-

武蔵野美術大学 映像学科 -感覚テスト対策 第1回-OCHABI映像科講師の渡辺です。まもなく新学期ですね。大学で映像を学びたいと思っている人。ムサビの映像学科も志望校の一つとして視野に入っているところだと思います。今日から3回に渡って、ムサビの映像学科の実技試験・感覚テストについてどうやって対策していけばいいか、プロセスの一例を紹介したいと思います。作品は種から植物を育て、花を咲かせ、実を結ぶことに似ています。それは「種を集める」からはじまります。A.種集め・まずは自分の興味を広げて、作品の元になりそうな種を集めます。・自分の体験や実感から得たものを、表現として外に出す作業です。・主観的に集めた作品の種を人に見せることで、客観的な視点を取り入れることができます。≪Aの時の作品の状態≫B.種まき・次に物語を書いてみます。・そして物語に絵をつけてみます。・だんだん作品形式に収まる文章量を把握していきます。≪Bの時の作品の状態≫今回はここまで。次回は「芽を育てる」からです。 映像科についてコース別無料体験 映像科 について

武蔵野美術大学 映像学科の試験では、学生のどんなところをみているの?

武蔵野美術大学 映像学科の試験では、学生のどんなところをみているの?映像科です。春期講習を終えて、まもなく新学期です。映像科では1年を通して、主にムサビの映像学科の試験対策を行っています。入試では、自分がイメージした場所や出来事を具体的に想像し、伝える力が問われます。難しそうにきこえるかもしれません。例えば、過去に自分が体験したことや、印象に残っている場所のことを絵や言葉を使って説明したとき、それを見聞きした人の頭の中に、あなたが伝えたいイメージが自然と伝わっていることってありますよね。映像を描写する力ってこういうことに近いと思います。ちなみに絵ですが、美大受験だからといって焦ることはありません。映像科で描く絵は上手い下手が問われるというよりも、どんな気持ちで見ていた景色なのか、カメラでどんなところからその情景をとらえるのか、ということを相手に伝えることができれば十分に上手い絵といえるのです。掲載した二つの作品例は、どんなところにいるかが時間帯を含めて具体的に示されている好例です。色を使ったり、灯りを効果的に使ったりして、主人公がみている景色を印象的に描いています。映像で何かを描写することに興味がある人はもちろんのこと、「デッサンは苦手だけどイメージすることが好きだ」「自分の想像したイメージを相手にきちんと伝えられるようになりたい」という人にはおすすめの科です。≪映像科_授業の様子≫通常授業は4/15からスタートします。見学・面談可能ですので、お気軽にお越しください。 映像科についてコース別無料体験 映像科 について

先端芸術表現科 -受験する上で心がけると良いこと(1)-

先端芸術表現科 -受験する上で心がけると良いこと(1)-こんにちは。御茶の水美術学院の先端芸術表現科です。桜が咲いてきましたね!みなさんお花見に行く予定はたてましたか!?私も連日散歩がてら桜を見に行っています。先端芸術表現科の受験に関する小話をします。先端芸術表現科を受験する上で心がけると良いことのひとつが、「より多くの展覧会を観に行く」ことです。みなさんは展覧会を観に行くことは好きですか?今までみた展覧会で、どのような展覧会が印象に残っていますか?≪先端芸術表現科_授業の様子≫時々、生徒と面談をしたときに「現代美術は分からない、むずかしいです。」といった話をされることがあります。最近は減ったように思われますが、テレビなどのメディアでも「現代美術=分からない難解なもの」といった扱われ方がされていますね。現代美術は、実は分からないものではないのです。様々な楽しみかたがあります。例えば今、表参道にあるエスパスルイ・ヴィトン東京というギャラリーでダン・フレイヴィン展が行われています。http://www.tokyoartbeat.com/event/2017/B3D8ダン・フレイヴィンの作品は、蛍光灯が素材として使われています。とてもシンプルな作品です。ここで、よく分からないなぁ。というところに留まらず、自分がどのようなことを感じたか、考えてみましょう。そして、展覧会会場で配られている、作品に関するテキストを読んでみましょう。テキストには作者が作品を作る動機となった出来事、主題が書かれています。それらを読んだ後に作品をもう一度見て観ると、印象が異なったり、その主題が作品から感じられたり、その主題とされていることが一体どういうことなのか、表現とは何なのか...など、作品鑑賞の経験や与えられた情報からたくさんのことを考えることができます。その考えたことを誰かと話すことによって、自分の言葉で語ったり、考える楽しさがあります。作品を作る方は、どのような点が自分の表現と異なるか、といったことを考えても楽しいですね。また、大抵の現代美術には文脈があります。どのような美術表現・芸術の歴史をふまえて作られているか、といったことです。例えば、今回のダン・フレイヴィンはミニマルアートの文脈で語られています。ここでミニマルアートとは何だろう?と思い、調べることによって、異なる視点からダン・フレイヴィンの作品を鑑賞していくことができます。これらは鑑賞方法の一面にしかすぎず、たくさんの見方、楽しみ方があるのが現代美術です。そして、より多くの展覧会を見て考えたり感じたりすることが、先端芸術表現科を受験する上での大きな力になりますし、入学後にも必ず活きてきます。先端芸術表現科の面接では、「昨年見て印象に残っている展覧会はありますか?」といった質問を受けることもあります。そのため御茶の水美術学院では、より多くの展示を鑑賞し、ディスカッションをする場を設けています。4月から御茶の水美術学院 先端芸術表現科コースの新学期が始まります。いつでも見学・面談可能ですので、お気軽にお越しください。 先端芸術表現科についてコース別無料体験 先端芸術表現科 について

筑波大学 芸術専門学群 春期課題

筑波大学 芸術専門学群 春期課題美術系受験科(略して 美受) 主任の清水です。温かくなってきましたね。現在は春期講習 後期ラストのデッサンをしています。春期講習中には、学生が自分で課題を選べる『選択課題』があります。石膏デッサン・静物デッサン・平面構成・デザイン課題の中から選びます。その中から今回は、先日行った平面構成の作品を紹介します。テーマ 『焼けるように熱い夏』or『刺すように冷たい冬』から選びます。条件  ・幾何図形(コンパスと定規で作れる形)     ・ベタ塗り1枚目は『焼けるように熱い夏』。太陽の日差しで焼き付く大地のイメージ。焼き付く地面の色使い、形の作り方にこだわりを感じます。地面を直線ではなく円弧で表すのも面白いです。2枚目は『刺すように冷たい冬』。グレーを基調に寒色でまとめているのが、冬の寒空を感じさせます。針のように鋭い形も突き刺さるような冷たさが上手く表現できていますね。また、さし色に赤を使うのもいいアイデアです。直線がもう少し綺麗に塗れると良かったです。今回の平面構成は、筑波大 構成専攻のための練習問題です。入試では塗り方や使える図形に制限があるので、テーマに上手く答えるためのアイデアが大切になってきます。今回の2点は経験値が少ない中でよく頑張っていていいですね。 土日美術系受験科についてコース別無料体験 土日美術系受験科 について

建築科 総合表現 -色鉛筆編-

建築科 総合表現 -色鉛筆編-こんにちは、建築科です。世を花粉が激しく飛び交う中、2017年春期講習最終日となりました。今日の課題は総合表現です。東京藝術大学建築科の入試は2日間に渡っておこなわれます。1日目は空間構成(前回参照 )、そして2日目におこなわれるのが総合表現です。与えられたテーマに沿った空間を創造し、それを文章・B3(全体図)・B2(最も魅力的な部分)の3点で文字通り総合的に表現する課題です。試験時間は約7時間。提出物が多いので長くて当然ですね。総合表現_B3全体図総合表現_B2部分図この課題の特徴としてまず挙げられるのが、B2の描写に色鉛筆を用いることです。絵において着彩はリアリティを高める効果があります。しかし、総合表現での色鉛筆の役割はそれだけではありません。それはズバリ、空間を引き立たせるための着彩。下の作品を例に詳しく述べていきます。やりすぎとも言える演出により、画面の左右で空間に差異が生まれているのが一目瞭然ですね。右は、明るい。温かい。穏やか。柔らかい。左は、暗い。冷たい。静か。重い。文章を読まずしても、この絵がこういったワードを自ら醸し出しています。これは光(影)の色を変えることで空間が内包する雰囲気の差を表す、という最もわかりやすい例でした。他にもアピールポイントを目立たせたり、人の行動や感情を強調するなどといった様々な演出方法を色の使い方次第で生み出せます。総合表現のB2は、いわばポスターのようなもの。この一枚でどれだけ人を惹きつけ、良さを見せつけていけるかが勝負どころです。写実さより他に追及すべき点があるもののそれの曖昧さに惑わされて空間自体の印象がぼんやりしてしまうことがあります。頭で考えて戦略的に組み立てていけるとよいですね。総合表現-色鉛筆編-でした。建築科についてコース別無料体験 建築科 について

筑波大学・国公立大学 合格速報

筑波大学・国公立大学 合格速報土日美術系受験科(略して 美受)主任の清水です。先日、後期の国公立大の発表がありました。2016年度美受、国公立大学合格者の結果は以下の通りです。筑波大学          11名合格〈構成専攻5名・デザイン専攻4名・洋画コース2名〉東京学芸大学        3名合格〈A類2名・B類1名〉千葉大学          1名合格埼玉大学          1名合格静岡大学          1名合格富山大学          2名合格秋田公立美術大学      1名合格長岡造形大学        1名合格合計21名(講習生含む 3/27現在)です。おめでとうございます。新しい環境でもいろいろなことにチャレンジして欲しいです。そして、3月26日から春期講習前期が始まりました。一足早く新たな一年のスタートです。また一年頑張ります!!4月1日からは春期の後期が始まります。切りのいい日ですね。志望大学合格に向けて頑張りましょう。作品は今年度≪筑波大学合格者≫の通常授業作品です。 土日美術系受験科について

春めいてきた御茶の水美術学院の「先端芸術表現科」です。

春めいてきた御茶の水美術学院の「先端芸術表現科」です。こんにちは。御茶の水美術学院の先端芸術表現科です。春期講習が始まりました!オチャビの隣の神田川にもさわやかな風が吹いています!≪オチャビの隣には神田川が流れています。校舎からも川が見えます。≫オチャビ先端の春期講習初日には、芸大の先端芸術表現科についての説明や小作品制作の後に、危口統之主宰「悪魔のしるし」の「蟹と歩く」パフォーマンス中継を観ました。悪魔のしるしとは?≪危口の思いついた何かをメンバーたちが方法論も知らず手さぐりで実現していった結果、演劇・パフォーマンス・建築・美術など多様な要素をもつ異色の集まりとして注目される。作風は基本的に、演劇的な要素の強い舞台作品と、祝祭的なパフォーマンス作品という二つの系統。団体名は、主宰・危口統之の敬愛する英国のロックバンドBLACK SABBATHの楽曲 「SYMPTOM OF THE UNIVERSE」に付けられた邦題、「悪魔のしるし」に由来。2008年結成。(公式サイトより)≫http://www.akumanoshirushi.com/搬入プロジェクトという、ある空間に入らなさそうでギリギリ入る巨大な物体を設計・制作し、搬入するパフォーマンス作品が有名です。https://vimeo.com/148483115観た後にディスカッションも行いました。オチャビ先端では、展覧会を観に行き、感想を話し合う場を多く設けています。その話し合いを通して、作品を作ること、表現することについての考えを深めていきます。後期春期講習は4月1日からはじまります。(4月5日まで)9時から16時まで、いつでも面談・見学可能です!途中からでも参加できますので、気軽にお越しください。 先端芸術表現科についてコース別無料体験 先端芸術表現科 について

筑波大学 芸術専門学群 実技入試

筑波大学 芸術専門学群 実技入試美術系受験科(略して 美受) 主任の清水です。まもなく新学期が始まります。新年度に向けて今回は3枚のデッサンを掲載します。この3枚は今年度 ≪筑波大学 芸術専門学群≫・≪東京学芸大学 B類≫ 合格者の春期講習(当時 高3)の最初のころの作品です。技術的には上手くは無いけれど、一生懸命描いていて、好感の持てる作品です。春期講習では静物デッサンを中心に、美術系大学の受験で必要なことを基礎から練習します。美受に来る学生の中には、初めてデッサンをする学生も多くいます。そんな学生には道具の使い方から説明をします。予備校に来た最初は、自分以外の周りの学生は凄く上手く見えてしまい、自信を無くしてしまうことも……。これは美術系予備校の『あるある』なんですよ。学生との面接でよく聞く話だし、約20年前の自分も体験しました。むろん中には経験者もいて、上手な人もいます。でも、ヘコむ必要は無くて、むしろ上手い人と一緒に描けることで、コツを早く掴めたりします。それが予備校で描くメリットです。人によって進んでいくスピードは違うこともあります。しかし、初めてみて、続けていかないと上達はありません。僕の最初の目標は『休まないこと』でした。これから美大受験を迷っている人、最初の一歩を始めてみてください。 土日美術系受験科について